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藤田寛之、4位タイで世界ランク50位圏内へ

世界ランク3位のルーク・ドナルド(イングランド)が優勝した「ダンロップフェニックストーナメント」で、ドナルドと3日目に同組でラウンドした藤田寛之は、通算9アンダーの4位タイとなった。

最終日を首位と5打差で迎えることで「優勝はともかく、それに次ぐポジションを狙っていた」と話していた藤田だが、前半に7番、8番と連続バーディを奪うが、後半にボギーを2つたたき、最終18番パー5でバーディ締めをしたものの、スコアを1つしか伸ばせなかった。

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「前半にいいバーディが獲れたのに、後半にボギーが出てしまい少し心残り。ショットに関してはそんなに悪くない。パットが自分の見た目と全然合わなかった」と、目標に届かなかったことを悔やむ。しかし藤田の最大の目標「世界ランキング50位以内」が見えてきた。

今大会はドナルドが出場するなど、通常の日本ツアーよりもフィールドが強いことで大会優勝者に付与される世界ランキングポイントは「32」となっている。4位タイの藤田は9ポイント程度を獲得し、47位前後に食い込む可能性がでてきた。今週は南アフリカ、香港で欧州ツアーが開催されているため、その試合の結果次第とはなるが、50位以内に入る可能性は高い。

「まだわからないから微妙ですよね」と照れ笑いを浮かべる。しかし、マスターズなどのメジャー出場権が決まる50位以内は、現時点で入ったとしてもそれを年末まで維持しなければ意味がない。「マスターズ出場については、自分の中では表現しないようにしています。それを目標にしてしまうと、夢とか希望とか重荷になってしまうので。とにかくワールドランキングでの50位以内という目標に置き換えてします。もちろん、マスターズのことも含まれていますけどね(笑)」。

シーズンも残り2試合となり、賞金王に近づいてきたが「それは付加価値ですから。正直あまり興味はないのですが、もらえるものならもらいたいという感じです。来週、もう1試合やってみて、日本シリーズでの自分の立ち位置を確認したい」と、焦る気持ちはない。(宮崎県宮崎市/本橋英治)

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