ハン・リーのスイングをスーパースローで見る
2012年 ゴルフ日本シリーズJTカップ
期間:11/29〜12/02 場所:東京よみうりカントリークラブ(東京)
H.リーが2連続イーグルを含む「62」で2位浮上
東京よみうりカントリークラブで開催中の国内男子ツアー「ゴルフ日本シリーズJTカップ」は初日、藤田寛之が大会記録に並ぶ「61」をマーク。そして2日目にビッグスコアをマークしたのは10月の「マイナビABCチャンピオンシップ」でツアー初勝利をマークしたハン・リーだった。
イーブンパーの16位タイで迎えた第2ラウンド、リーは2番(パー3)でバーディを先行させると、6番(パー5)で残り236ヤードの第2打を4番アイアンでピンそば3メートルに付けてイーグルを奪取。さらに続く7番では残り90ヤード、打ち上げの第2打をサンドウェッジで直接カップに放り込んだ。ツアーでは5月の「とおとうみ浜松オープン」第1ラウンドの塚田好宣以来となる2連続イーグルを達成。前日の練習場で片山晋呉にウェッジショットのレッスンを受けたばかり。さっそく結果につなげ「ビックリシタ。オモシロカッタデス」と満面の笑みだ。
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その後は上りのパットをしっかりと残すショットを続け、さらに3つスコアを伸ばした。最終18番(パー3)ではティショットをピン右手前3メートルにつけて、この日ただ一人のバーディフィニッシュ。「62」で通算8アンダーの単独2位に浮上した。
首位を快走する藤田とは5打差。安定したプレーを続けているが「このコースは風で大きく変わってくる。天候次第で優勝スコアはどうなるかわからない」と、逆転のチャンスをうかがうリー。今年最初の優勝のチャンスをつかんだ「つるやオープン」では最終日に「78」大きくスコアを落とし、逆転優勝をさらわれた相手が藤田だった。国内メジャーの舞台で“リベンジ”はなるか。(東京都稲城市/桂川洋一)