池田勇太、来年こそは賞金王獲得!
GDO編集部が選ぶ 2012年国内男子ツアー10大ニュース
藤田寛之が43歳にして初めての賞金王タイトルを手にし、幕を閉じた国内男子ツアー。石川遼や池田勇太ら成長著しい若手たちに代わり、谷口徹を含めたベテランたちが最終戦まで主役の座を競い合う、最後まで興味が尽きないシーズンとなりました。
今シーズンGDOが配信した全ての記事をもとに、編集部が2012年国内男子ツアーの10大ニュースを選出。皆さんの関心を惹いた記事はどれ?
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■ ■■ 第1位 ■■■
<藤田寛之が大会3連覇! 43歳で初の賞金王戴冠>
最終戦までもつれこんだ賞金王争いは、藤田寛之が「ゴルフ日本シリーズJTカップ」3連覇を果たして決着。賞金ランク2位で追っていた谷口徹も、試合半ばにして白旗を挙げざるを得ない盤石のプレーでした。“中年の星”として、日本の中年層に新たな活力を与えてくれたことでしょう。
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■ ■■ 第2位 ■■■
<池田勇太、石川遼がツアー史上最年少で通算10勝目をマーク>
池田勇太が10月の「キヤノンオープン」を制して通算10勝目に到達。26歳9ヶ月16日での達成は、尾崎将司の27歳8ヶ月5日を抜くツアー史上最年少記録となりました。そして、それから一ヶ月後。今度は石川遼が「三井住友VISA太平洋マスターズ」で勝利を収め、池田の年少記録をさらに更新する21歳1ヶ月24日での10勝目到達。これからも、互いに年少記録を塗り替え合っていくことになるのでしょうか。
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■ ■■ 第3位 ■■■
<藤本佳則がプロ5戦目でメジャー制覇!>
東北福祉大学キャプテンとしてチームを牽引し、鳴り物入りでプロ転向した藤本佳則がスーパールーキーの実力を示しました。プロ転向5試合目にして早くもタイトルを獲得、それもメジャー戦「日本ゴルフツアー選手権」を制しての初勝利。期待のルーキーが、早くも大物ぶりを発揮しています。
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・藤本佳則が手にした人生初の日本タイトル
■ ■■ 第4位 ■■■
<アジアがプレーオフを制し、3年ぶり2回目のタイトルを手に>
アジアVS欧州の対抗戦「ザ・ロイヤルトロフィ」を3年ぶりに制したアジア選抜。大会史上初のプレーオフへともつれ込み、キャプテンピックによる代表戦でキム・キョンテがニコラス・コルサートを破り決着となりました。日本勢の石川遼と藤本佳則は2日目のダブルス戦、藤本はシングル戦でも勝利を飾るなど大きく貢献。日本ツアー勢の活躍が目立つ展開となりました。
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■ ■■ 第5位 ■■■
<丸山茂樹、伊澤利光がシード喪失>
大会終了後に来シーズンのシード権が確定する「カシオワールドオープン」開幕を前に、丸山茂樹と伊澤利光が左手親指痛のため欠場。ともにシード圏内(上位70位)に届かぬまま、長く保持してきたシード権喪失が決まりました。2013年は1シーズンに限り適用できる「生涯獲得賞金ランキング25位以内の者」の出場権を行使して臨む、背水の戦いとなります。
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■ ■■第6位■■■
<呉阿順が“異色”プレーオフを制して初勝利!池田勇太は2週連続2位>
9月の「TOSHIN GOLF TOURNAMENT IN 涼仙」は大会3日目が悪天候のため中止となり54ホールの短縮競技に。しかし最終日も日没直前まで試合がもつれ込み、首位タイでホールアウトした呉阿順と池田勇太のプレーオフは暗闇の中で行われることに。視界が制限された2ホール目からはティからホールまでの距離を徐々に短くしていく異例の事態となり、今後のトーナメントのあり方が大きな話題となりました。
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■ ■■第7位■■■
<ゴルフ界に相次ぐ悲報・・・林由郎氏が死去 青木、ジャンボらを指導>
青木功、尾崎将司らを指導したかつての名選手、林由郎氏が年明けの2日に老衰のため亡くなりました。永久シード権保持者の杉原輝雄氏が永眠してわずか5日後のこと。日本ゴルフ界にとってはあわただしく、悲報の続いた年末年始でした。
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■ ■■第8位■■■
<尾崎直道が2012年の賞金王を戴冠(シニアツアー)>
昨年まで米国チャンピオンズツアーを主戦場としていた尾崎直道は今年、国内のレギュラーツアーとシニアツアーに戦いの舞台を移しました。するとシニアでは開幕戦の「スターツシニア」で初勝利。さらに「コマツオープン」で2勝目を飾り賞金王に輝きました。
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■ ■■第9位■■■
<選手もガッカリ ツアー史上初の“無観客試合”>
9月末に行われた「コカ・コーラ東海クラシック」。最終日は名古屋地方に接近した台風の影響で、ギャラリーの安全確保を目的に入場制限を実施しました。選手関係者、クラブメンバーらが会場に入れない無観客試合は1999年の日本ゴルフツアー機構設立後、初めての事態となりました。
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■ ■■第10位■■■
<7年ぶりの同組ラウンド AONが爆笑会見>
10月の国内メジャー「日本オープンゴルフ選手権競技」で青木功、尾崎将司、中嶋常幸の3選手が2005年の同大会以来、7年ぶりに同組でラウンドしました。初日終了後には揃い踏みで公式会見に出席。いまも変わらぬAON人気、そして彼らの偉大さが改めて認知される名場面となりました。
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