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松山英樹は21位タイ OB2発でスコア伸ばせず

茨城県の宍戸ヒルズカントリークラブ 西コースで開催されている「日本ゴルフツアー選手権 Shishido Hills」3日目。5アンダーの14位タイから出た松山英樹は3バーディ、1ボギー、1ダブルボギーの「72」とスコアを伸ばせず、21位タイに後退した。

スーパールーキーの国内メジャー制覇が一歩遠のいた。首位との差6ストロークを追ったムービングデー。松山は1番でバーディ発進を決めながらも、その後はスコアの面で苦しい展開に終始した。毎晩降り続く雨の影響で、一向に速くならないグリーンを、なかなかつかめない。2番(パー5)では2オンに成功しながらも3パットでパー。すると6番(パー5)でティショットを左サイドのOBゾーンに打ち込み、ダブルボギーを叩いた。

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雷雲接近による約2時間半の中断の始まりは、11番でバーディを奪った直後から。長いインターバルの間に黄色いシャツに着替え、その後も「良い感じが残っていた」と状態をキープし、15番(パー5)でバーディを決めた。しかし終盤17番、3番ウッドでのティショットを右に曲げて痛恨のOBからボギー。「大事なところでパットを決められなかったり、OBだったり、一発のミスがスコアにつながってしまった。ちょっとイライラしたところもあった」。トップとの差は1つ拡がり7打となった。

それでも終盤の乱調が目立った2日目に比べ、満足度は高い。「昨日とは手応えも違うし、OB2発の中で崩れずに終われたのは大きいと思います」。

前述の2度目のOBとなってしまった17番では、打ち直しの第3打をきっちりとフェアウェイに置き、残り185ヤードを7番アイアンでピン手前1.5メートルにつけてボギーにとどめた。4打目の直前、“間”を嫌い、きっちりと仕切り直した後の見事なショット。「OBを打った後は良いショットを2つ並べてボギーとできたのは良かった」。一打を無駄にしない姿勢を貫き通した。

「優勝は苦しいけれど、最後まであきらめずにやりたい。もう少しパットが入れば、5アンダー、6アンダーと出そうな雰囲気がちょっとは出てきている。朝しっかりグリーンのスピードをつかんで、ラインをしっかり読んでいきたい」と最終日のビッグスコアを狙う。(茨城県笠間市/桂川洋一)

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2013年 日本ゴルフツアー選手権 Shishido Hills



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