過去画像も満載!ANAオープンのフォトギャラリー
2013年 ANAオープンゴルフトーナメント
期間:09/19〜09/22 場所:札幌ゴルフ倶楽部 輪厚コース(北海道)
5季ぶりVへ!片山晋呉 財布の次の災難は…
北海道の札幌ゴルフ倶楽部 輪厚コースで開幕した国内男子ツアー「ANAオープン」初日。片山晋呉が1イーグル、7バーディ、2ボギーの「65」で回り、7アンダーの単独首位で滑り出した。
前半2番で5メートルを沈めてバーディを先行させた片山は、折り返しの9番(パー5)で2オンからイーグルを奪って抜け出した。後半は13番、16番でともに7メートルを決めるなど、好調なパットでさらに4バーディを演出。「良い感じで、できている」と納得の表情だ。
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2008年までに積み上げてきた27勝のうち、北海道での勝利がひとつもない。本大会も2011年の2位タイを含め、トップ10入りは3度。歴代優勝者には名選手が並ぶが、片山にとっては「良いところまで行くけど勝っていない」試合だ。とくに今年はシーズンを通じての戦いぶりでも「良いところまでは行くけど…」という印象を周囲に残し続けている。
それでも、5シーズンぶりの勝利が待たれる片山の、現状の受け止め方は少し違う。
「僕の場合は、準備がしっかりとできて、『勝てる!』と思ったときに、勝つことが多かった。今はその状態に近づいてきている。こういうことを繰り返しているのが好き。『勝ったから復活』というのはちょっと違う。常に毎週、いいプレーを繰り返して、会見で話し続けるようなことが大事」。
28勝目を飾ったとしても、それだけで満足するわけにはいかない。永久シード選手としてのプライドが言葉ににじむ。
8月末には福岡で財布を失くし、前週も災難に見舞われた。10月の国内メジャー「日本オープンゴルフ選手権競技」に備え、開催コースの茨城ゴルフ倶楽部で練習ラウンドをしていた時のこと。一緒にプレーしていたアマチュアのボールが左腕を直撃し、シャツの袖の下にはあざがある。
「悪いことが全部出たと思ってやりたい」と開き直り、残り3日間も主役の座を張る。(北海道北広島市/桂川洋一)