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初優勝のジャン・ドンキュ 目標は「世界で賞金王」

2014/06/01 16:26

国内男子ツアー「~全英への道~ミズノオープン」の最終日、12アンダーの単独首位で出たジャン・ドンキュ張棟圭=韓国)が「69」とスコアを3つ伸ばして通算15アンダーでツアー初優勝を果たした。

2ストロークのリードを持ってスタートしたジャンは、前半に3バーディを奪い最大5打差をつけていた。11番、13番のボギーなどでその差は2つとなったが、続く14番で8メートルのパーパットを沈め、右手の拳を振り下ろすガッツポーズ。ジュビック・パグンサン(フィリピン)に1打差に迫られた16番で「優勝したいという気持ちが強くなりました」と、闘志を奮い立たせると続く17番で攻めのゴルフに転じ、ピン横3メートルに2オンしバーディを奪った。

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最終18番パー5は「2打差がついたので安全に」と、フェアウェイキープを心がけ無難に3オン。上り3メートルのウィニングパットを決め「ボールがカップに消えた瞬間は体中を電気が走ったような感じでした」と、興奮冷めやらぬ様子で話した。

2011年に日本ツアーデビューを果たした25歳のジャンは、昨年のこの大会で6位タイ。しかし、レギュラーツアーでは他大会で好成績が残せていなかったため、今季の出場権は「Novil Cup」の優勝をはじめ、賞金ランクで5位に入ったチャレンジツアーで掴んだものだった。

迎えた今季は前週の「関西オープン」で予選を首位タイで終え、最終的には3位フィニッシュ。「先週はパットが良かったけど、アイアンショットが良くなかった。今週はアイアンショットも良かったので、この2つが良いと勝つことが出来るんだと分かりました」。悔しさの中から収穫を掴み、初日から日に日に調子が上がったというショットを武器に、自信を持って初勝利を掴んだ。

今後の目標を「賞金王になること」と話すジャン。「どこのツアーの?」と訪ねると「世界中のツアーですね。夢は大きく持たないとね」と優しく微笑む好青年が、まずは日本の賞金王を狙う。(岡山県笠岡市/本橋英治)

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2014年 〜全英への道〜ミズノオープン



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