ジャン・ドンキュが初勝利 近藤共弘ら全英OP出場へ
2014年 〜全英への道〜ミズノオープン
期間:05/29〜06/01 場所:JFE瀬戸内海ゴルフ倶楽部(岡山)
6位タイの岩田寛 ボールを蹴られてキレる
ツアー初優勝を狙い「~全英への道~ミズノオープン」の最終日を首位と4打差の3位で迎えた岩田寛は、2バーディ、3ボギーとスコアを1つ落として通算7アンダーの6位タイに終わった。
「今日も右にしか行かなかった…」と不安定なティショットに悩まされ、気が付けば狙っていた優勝争いから引き離されていた岩田の最終日。バックナインの13番で5メートルのバーディパットを決め、最後の一足掻きに入ろうとした14番(パー3)でアクシデントが発生した。
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ティショットをアイアンで左のラフに打ち込んだ岩田が、次の瞬間目の当たりにしたのは、中継用のテレビクルーが岩田のボールを蹴るシーンだった。蹴った本人は自覚しておらず、そばにいたギャラリーが「このぐらい動きました」とその近辺を指し示したが、明確な場所を特定するには至らない。同じ無罰の救済処置ながら、リプレースすることができず、ドロップすると、当然のことながらボールはスポッと深いラフにもぐることとなった。
「いやー、参りましたよ。ドロップしたからボールは沈むし、蹴った人は謝ってもくれないし…。さすがにイラっとしました」。ここからの2打目をピン3メートルに寄せたが、それまでの集中力を保てずに狙ったパーパットは外れ、ボギーにしてしまった。
そこで気持ちがキレてしまったことを認めた岩田は「今日もショットが全然ダメだったけど、よく頑張ったと思う。ガタガタに崩れなくて良かった」と、なんとか気持ち以外で踏ん張った6位タイには満足そう。「また次ですね」。次戦「日本プロゴルフ選手権大会 日清カップヌードル杯」に気持ちを切り替えた。(岡山県笠岡市/本橋英治)