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48歳をベテランキャディが変えた 鈴木亨が5位発進

国内男子ツアー「フジサンケイクラシック」初日、48歳の鈴木亨が4バーディ、1ボギーの「68」にまとめ、首位と2打差の3アンダー5位タイと上々のスタートを切った。

総距離7,437ヤードでパー71、戦略性の高いコースマネジメントが求められる富士桜の初日、ピンポジションはグリーンの端々に切られた。「今週はコースがコースなだけに、安全に手堅く、大人のゴルフをしたいと思ってやっていた」。その意識はこの日、ティショットをラフに入れた回数ゼロ、グリーンを外したのは2回だけという堅実な結果となって現れた。

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「先週からボギーが少ないよね」との言葉通り、13位タイと上位で終えた前週「アールズエバーラスティングKBCオーガスタゴルフトーナメント」は、4日間でボギー5つに抑えた。

実際、鈴木にとって1つの転機ともいえる4日間になった。「僕は、自分に対して自分を認めないタイプ」と自身に厳しいベテランは、思考を変えた。きっかけは、開催コースの芥屋GCに所属する64歳のハウスキャディとの出会いだ。

今年6月、同じ芥屋GCで開催されたチャレンジツアー「LANDIC ゴルフトーナメント2014 アソシアマンションメモリアル」で初めてコンビを組み、練習ラウンドで10バーディを記録した。

本戦は第1ラウンド終了後に背筋痛のため棄権したが、「KBCでもお願いします」と依頼し、コンビの再結成に至った。16歳年上の“大先輩”と組んだ4日間は「優勝した時よりも、すごく楽しく、笑いながらゴルフができた。年も年だし、(ミスをしても)しょうがないかな、と思えた」と、肩肘張らぬラウンドになった。

「気持ちの持って行き方を、キャディさんに教えてもらった」

ツアー通算8勝の名手も2011年からはシードを逃し、並行して下部ツアーを戦うシーズンを強いられている。「復活したいですよね」。“大ベテラン”の域にして会得しつつある変化を、その足がかりとしたい。(山梨県富士河口湖町/塚田達也)

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2014年 フジサンケイクラシック



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