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2位の室田淳 シニアツアーにも「もっと来て」

ゴルフ界の鉄人も御年59歳となって、腰に爆弾を抱えている。「いつダメになるかも分からない」という状態ながら、「アジアパシフィックオープン ダイヤモンドカップ」初日に大利根CC西Cを3アンダー、2位タイで戻ってくるのだから、やはり室田淳は鉄人というべきか。

「今日はティショットが良かった。フェアウェイにほとんど行った」というのが、この日の勝因。10年以上もこのコースのメンバーであり、「グリーンオーバーはダメ」と攻め方は分かっている。だが、その戦略通りにできるかは、また別の話だ。

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「僕にとってトーナメントはどれも同じ。シニアもレギュラーも考えない。コースに負けないように自分の力を出す、という気持ちはプロになって30年間変わってないです」。

初日のラウンド後、記者たちに囲まれた室田はここぞとばかりに訴えた。「もっと、皆さんシニアツアーに来てくださいよ」。

室田の言葉をそのまま使えば、「アマチュアゴルファーの80%はシニア(編注:出典不明です)だけど、ニュースの扱いは(その割合に比べると)こんなに小さい。シニアは口も滑らかだし、選手も協会も危機感をもってやっている。プロアマも楽しいですよ」。

その直接の訴求効果はいざ知らず、こうやってシニアツアーで戦う選手がレギュラーツアーでも上位を賑わせば、それこそ一番の宣伝となることだろう。

「本当は日光(栃木県日光市)でシニアの試合(北関東シニアオープン)にディフェンディングチャンピオンとして出ているはずだったんだけど、2週間くらい前に(この試合の)主催者推薦をいただいた。せっかくの厚意なので受けたけど、(シニアの大会には)大変申し訳ないことをしたんだよ」。その後ろめたさが、いっそう室田を奮い立たせるか――。(茨城県板東市/今岡涼太)

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2014年 アジアパシフィックオープンゴルフチャンピオンシップ ダイヤモンドカップゴルフ



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