片岡大育とハンが首位に並ぶ 1差3位に松村道央ら
2015年 関西オープンゴルフ選手権競技
期間:05/21〜05/24 場所:名神八日市カントリー倶楽部(滋賀)
シード喪失から再起をかける矢野東が5位発進
国内男子ツアー「関西オープンゴルフ選手権競技」初日。今季2試合目の矢野東が4バーディ1ボギーの「68」(パー71)をマークし、首位と2打差の3アンダー5位につける好スタートを切った。
強い風がコース内を舞い、小さなグリーンを外すことも多かったというこの日の矢野。「1ボギーで抑えられたし、オフの成果は出ていると思う」と、長いトンネルから光明を見い出しつつあるプレーにホッと胸をなで下ろした。約1年ぶりにタッグを組む小岸秀行キャディも、「グリーンを外しても、ほとんど全部パーセーブしていた」と評価した。
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「体もゴルフもボロボロで終わった1年だった」と吐き捨てる昨季は、賞金ランク85位に終わり、12年間確保し続けた賞金シードを喪失した。「なんでシードを落としたのか。しっかり考え直して、思い当たることをしっかりやった」と、オフには「アプローチイップス気味だった」というショートゲームの修正に注力。2014年から契約するアコーディア・ゴルフの所有する石岡ゴルフ倶楽部(茨城県)に週3回通って、広大な練習場でアプローチ練習に没頭してきた。
今季はQTランク上位(28位)の資格により、何とかツアー前半戦の出場権を確保。レギュラーツアーと並行して、下部のチャレンジツアーにも参戦している。「コースの状態も違うし、ギャラリーも少ない。チャレンジは厳しい」。02年以来となる久々の下部ツアーは、スポットライトの当たる表舞台の有り難みを再認識し、低迷脱出へのモチベーションを高める場にもなったという。
「シードを考えていないといえばウソになるけど、オフにやってきたことができれば勝手についてくるもの。これから大部分の試合に出られるし、ここからが僕の開幕です」。再起を誓う37歳は足元を見つめながら前進していく。(滋賀県東近江市/塚田達也)
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