華奢な体で4日間を戦い抜いた金谷拓実。ゴルフIQの高さを感じさせるプレーが印象的だった

兵庫県にある六甲国際GC東Cで行われた国内男子メジャー「日本オープン」で、ローアマチュアに輝いたのは、通算3アンダーの11位に入った金谷拓実（広島国際学院高2年）。17歳148日での達成は、1978年の金子柱憲（17歳246日）を抜いて37年ぶりに史上最年少記録を更新した。今年の「日本アマチュア選手権」を史上最年少で制した逸材が、また1つ記録を塗り替えた。

大会最終日は2バーディ、4ボギー、1ダブルボギーの「76」とちょっぴり不本意な出来に終わった。「当初の目標はローアマだったので、その目標はクリアできたから嬉しい」と語ったが、「5位タイだったので、その順位より上がればいいなと思ってスタートした…」と同時に悔しさも味わった。

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今週の収穫と課題を問われると、金谷は淀みなくこう答えた。「3日目に最終組で回ってプレッシャーを感じて、精神的なものがプレーに影響するんだと思った。昨日、今日とショットが特に良くなかったので、プレッシャーの中でも冷静にスイングできるように練習したい」。

次週は、UAE・ドバイで開催される「第27回 ノムラカップ アジア太平洋アマチュアゴルフチーム選手権」に出場する。「休めないですよね…」と苦笑い。連戦で痩せたのかとの指摘には「分からないけど、シャツがすぐ出ちゃうんです…」と、ベルトの一番きつい穴に入れてもショットのたびにシャツが外に出るようになってしまったウエストを見て、照れくさそうだった。（兵庫県神戸市／今岡涼太）