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パットに苦しんだ石川遼 2日間「0」から一転4ボギー

国内男子ツアー「カシオワールドオープン」3日目。4打差リードの単独首位からスタートした石川遼は「ミスパットが多くて難しい1日だった」と3バーディ、4ボギー「73」と落としてホールアウト。同位置はキープしたが後続に1打差まで詰め寄られ、「このプレーをしていたら、あしたは勝てない。危機感がある」と、トーナメントリーダーに笑顔はなかった。

「2~3mのパットが思った通りに転がせず、決めたい距離がなかなか決まらなかった」と振り返った言葉がすべて、とも言えた石川のムービングデー。予選2日間のノーボギーラウンドを支えたパットがこの日は流れを削いだ。

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10mからのファーストパットを2.5mオーバーさせ、返しを外した序盤の2番(パー3)で、今週38ホール目にして初めてのボギー。3番からは3ホール連続で3m前後のバーディチャンスを作ったが決められない。ならばと、直後の6番ではピンそば80cmにつけてバーディを返したのだが…。バーディをさらに2つ重ねて迎えた15番は1m弱、17番でも1m前後がカップを逸れ、大事な終盤でのパーセーブ失敗に呆然とした表情でボールを見つめた。

初日26パット、2日目25パットから、一転してこの日は32パット。「ちょっと考え過ぎなところがあるのかもしれない。練習が必要な感じです」と、ホールアウト後はいったん打撃レンジでショット練習を行い、人影もまばらになってから練習グリーンで黙々とボールを転がした。

明日はいずれも1打差に迫ったブレンダン・ジョーンズ(オーストラリア)とハン・ジュンゴン(韓国)との最終組決戦。何も積み残さずに、大会初制覇をかけた最終日を迎えたい。(高知県芸西村/塚田達也)

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