![](https://i.gimg.jp/cmsimg/355704.jpg?w=300&h=250&mode=crop&anchor=topcenter&crop=0,10,0,0&cropxunits=100&cropyunits=100&scale=both)
稲森佑貴が首位発進 ジャンボはエージシュート逃す、青木功は棄権
2016年 中日クラウンズ
期間:04/28〜05/01 場所:名古屋ゴルフ倶楽部 和合コース(愛知)
「世界ランキングを上げるのが第一」と小平智は言う。現在149位の小平は、日本人では9番手だ。「オリンピックもあるし、マスターズにも出たい。海外志向があるので、ヨーロッパのQTも受けたいし…」。国内男子ツアー「中日クラウンズ」初日は、6バーディ、1ボギーの「65」(パー70)。5アンダーとして、首位と1打差で滑り出したが、その視線は常に先を見据えている。
今オフは、弾道計測器トラックマンを購入した。「前まではアバウトに80ydとか70ydとか打っていたのを、データが出るので、ちゃんとスイングの振り幅を確認して。自分の体で分かっていれば、プレッシャーが掛かったときにちゃんと打てると思うので」。特にショートゲームの技術向上に役立てたという。「高い買い物だったけど、それで稼げれば全然安いものなんで」。
<< 下に続く >>
この日も、100yd以内からピンに絡めてバーディとしたのが3ホール。ここ和合では、精度の高いショートゲームが切り札になる。「練習の成果が出ているのかなと思う」と、小平は納得顔でうなずいた。
昨年は「日本オープン」を制して、ツアー3勝目(うち日本タイトル2勝)を達成した。大舞台でこそ、力を発揮するタイプ。今月の「マスターズ」で優勝争いをする松山英樹を見て、改めて刺激を受けた。「そこに自分も出て優勝争いをしたいと思った。松山は良い目標になっているし、活躍してくれると嬉しい。でも、自分もやれるとも思えるので」。伝統の“クラウンズ”のタイトル奪取も、果てしなく続く夢の道程にある。(愛知県東郷町/今岡涼太)