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片岡大育が単独首位 1打差2位に池田勇太
2016年 中日クラウンズ
期間:04/28〜05/01 場所:名古屋ゴルフ倶楽部 和合コース(愛知)
自身初の2週連続優勝も現実味を帯びてきたが、本人は「意気込んでもねぇ」とのれんに腕押しだ。秒速10m近い風が吹いた「中日クラウンズ」2日目、池田勇太は2バーディ、4ボギーの「72」(パー70)とスコアを落としながらも、首位と1打差をキープした。それでも「ゴルフの内容は、まあ普通です」と、テンションはまだ上がってこない。
10番では、グリーン手前エッジからパターで寄せた3打目が、フォローの風に押されて、ピンを越えて反対側のバンカーまで転がり落ちた。「(風のせいで)そういうのはしょっちゅうあった」と池田は言う。「アンラッキーとしか言えないよ。誰のせいでもないので怒ったってしょうがない」。今年、爽やかにイメチェンしたのは、ウェアや髪型だけではないようだ。
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クラブハウスに向かって戻っていく15番からは、16番を除きアゲンストの風となる。その16番でバーディを奪った池田は、17番(パー3)、18番と難度の高い2ホールをパーでまとめた。「16番のバーディは良かった。毎日言っているけど、調子は悪くないのでね」。
過去、和合での最高位は2011年の6位。だが、アマチュア時代を含めて計8度の出場中、予選落ちも半分の4回ある。安心も油断もできないことは、池田自身が誰よりも分かっている。
「まあ、明日次第。今日は早い時間に回ったから、(後続がプレーを終えて)明日の朝をどう迎えるかだな」。取材中も外さなかったサングラスの奧に隠した瞳は、もしかしたらキラリと光っていたのかもしれない。(愛知県東郷町/今岡涼太)