全米OP明けの宮里優作ら出場 マスターズ覇者が今年もエントリー
2016年 ISPSハンダグローバルカップ
期間:06/23〜06/26 場所:朱鷺の台カントリークラブ(石川)
6月中旬に日本で迎える初戦…の今田竜二
米国に拠点を置く今田竜二が、23日に開幕する国内男子ツアー「ISPSハンダグローバルカップ」に主催者推薦で出場する。今季は米国PGAツアー、下部ウェブドットコムツアーともに出場はなし。年明けから6カ月が過ぎて、日本でようやくの2016年初戦を迎える。
「ウェブドットコムツアーには出たい気持ちもあった」としながらも、4月中旬まで南米のコースが続くシーズン序盤戦は、体への負担を考慮して回避。この数カ月はPGAツアーの予選会などに出場しながら、自宅があるフロリダ州タンパで練習に打ち込む日々を送ってきた。今大会への出場については「ISPSさんから推薦を頂けたので、ぜひ出たいと思いました。やる気もあるし、フレッシュな感じです」と話し、久々の実戦を前に気力は十分だ。
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いままで経験したことのないスケジュールで迎えようとしている39歳の夏。さまざまな不安が心を占めているのも事実だ。「体も思うように動いてくれないし、今は順位やスイングどうこうではない。試合の緊張感の中で、練習してきたことが少しでもできればいいな、という感じです」と控えめな抱負にとどめた。
5月にフロリダ州で行われたPGAツアー「ザ・プレーヤーズ選手権」では、これまでプレーしてきた舞台を日本のお茶の間に伝える仕事で、初めて現地のテレビ解説席に座った。難度が高い浮島グリーンの名物ホール・17番(パー3)の場面では、「自分だったら打ちたくないなあって、見ていて吐き気がした」という。
「でも、そんな張り裂けそうな緊張感が心地良かったりもする。また、そういうところでやりたい気持ちはありますね」。プレーヤー目線を違う角度から求められたことで、自分が戻るべき場所を、再認識する機会にもなった。
次週の国内ツアー「セガサミーカップ」への推薦出場も決まっている。「今は、失敗しちゃいけないという怖さが先行しているところがある。その気持ちに向かっていかないといけない」。精悍な表情を、いっそう引き締めた。(石川県羽咋市/塚田達也)
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