宮本勝昌がアルバトロスで3打差4位発進 首位は朴相賢
2016年 ISPSハンダグローバルカップ
期間:06/23〜06/26 場所:朱鷺の台カントリークラブ(石川)
「本当に這い上がらないと」未勝利の40歳・沖野克文を変えたジャンボの教え
国内男子ツアー「ISPSハンダグローバルカップ」の初日に、今季初出場の40歳が気を吐いた。ツアー未勝利の沖野克文が5バーディ、ノーボギー「66」(パー71)にまとめ、首位と3打差の5アンダー4位タイの好発進。シャール・シュワルツェル(南アフリカ)、ビクトル・デュビッソン(フランス)ら招待された世界トップクラスの豪華フィールドよりも上位で飛び出した。
昨年末のファイナルQTは118位に終わり、今季は下部チャレンジツアーが主戦場。6試合で予選落ちは1回とまずまずの成績ながら「自分の中でフワッとしている部分があって、ゴルフに対する気持ちが欠けていた」という。
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そんな自分にムチを入れるべく、先週は千葉県内にある尾崎将司の施設練習場を訪れた。以前から尾崎と練習をともにしていた同郷(広島県)の先輩・河井博大のツテもあり、初めて尾崎の合宿に加わったのは昨秋。4回目の訪問となった今回は練習場の近郊にホテルを借り、数人のメンバーとともに4日間の合宿を組んだ。
「ガチガチです。話しかけることもできず、言われるがままです」と尾崎は今も会話すらはばかられる存在だが、それだけに指導の言葉の1つ1つが心に響く。「スイングが緩んでいたのでしっかり打つことと、いかにしてバーディを獲るかピンを狙う心構え」を、しっかりと心身に刻み込んだ。
この日は「ショットも良くなって、とにかく逃げないようにしよう」と果敢にピンを攻め、9番、11番と1mにつけるバーディで弾みをつけた。今季は「本当に這い上がらないといけない」と窮地に立つベテランにとって、尾崎の教えが追い風となるか。(石川県羽咋市/塚田達也)
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