福島オープン会場でのイベントで福島の「ミス・ピーチ」を囲む中嶋と昨年覇者のマークセン

タレントの大橋巨泉さん（82）が12日に急性呼吸不全のため死去していたことが明らかになった20日、かねて親交のあった男子プロゴルフの中嶋常幸が「ダンロップ・スリクソン福島オープン」の会場で、追悼の気持ちを口にした。

大のゴルフ好きとしても知られた大橋さんは1977年から93年にかけて国内の男女プロ協会後援のプロアマ競技などを開催。中嶋は「個人的にもお付き合いがあった。ゴルフが本当に好きな方だった」と目を細めた。

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米ツアー参戦当時、中嶋は「ハワイアンオープン」の前に大橋さんのハワイの別荘に寝泊まりしたこともあった。リラックスタイムに中嶋が「釣りがしたい」と伝えたところ、大橋さんはこれを快諾。ところが連日「きょうは風あるから、海底に波があって魚が釣れない。だからゴルフをやろう」と言いくるめられ、来る日も来る日もコースへ向かう羽目になったという。

「ゴルフしか行く気がなかったんだ、あの人は。そのくらいゴルフが好きな方だった」と中嶋。「本当に良い思い出として残っている。あのハワイは二度とごめんだけど（笑）。向こうに行ったら、きっとゴルフをやるんだろうね、あの人は」と感慨深く当時を振り返り、天国に思いを馳せた。