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ファンとの距離を縮めるには?プロアマ戦3回「ネスレマッチプレー」の試み

北海道の恵庭カントリー倶楽部で29日~31日に開催の「ネスレインビテーショナル 日本プロゴルフマッチプレー選手権 レクサス杯」。国内最高額の優勝賞金1億円が話題になっているが、特色はそれだけではない。32人によるトーナメント戦で敗れた選手たちが、プロアマ戦を行うユニークな試みがなされているのだ。

昨年は、1回戦で敗れた16人によるサタデープロアマを実施。今年はこれに加えて、3回戦までに敗れた12人が参加するサンデープロアマを取り入れた。開幕前日と合わせ、計3回のプロアマ戦が組まれたことになる。

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今年のサタデープロアマで印象的だったのは、プロとアマチュアたちが終始リラックスムードでプレーしていたことだ。スタート前の朝食をともにしたり、同じティグラウンドからプレーしたりする点も、他のツアー競技のプロアマ戦ではあまり見かけない。

1回戦で敗退した昨年覇者の武藤俊憲は、プロアマ戦に参加した印象を「試合後の大会なので、リラックスしておもてなしできた。普段のプロアマでは試さないようなショットを同伴のアマチュアゴルファーに見てもらうこともできる」と語った。

ネスレ正社員のホストプロとして参加した近藤共弘は「同伴者と朝食を一緒に取りながらコミュニケーションするのはいい試みですね。スタート前に皆さんの人柄が分かり、和やかなムードでプレーできた」と話した。

一方、矢野東とラウンドしたアマチュアは「試合中の真剣な表情しか知らなかったが、朝ご飯から一緒に過ごし、優しく、気さくな人だと知りました。レッスンしてもらってゴルフも良くなったし、一気にファンになった」とコメントした。

今季から選手会長を務める宮里優作は「PGAツアー(米国ツアー)では一般的なスタイルのプロアマですが、日本ではまだ浸透していない。このシステムを積極的に取り入れれば、男子ツアーはもっと盛り上がるはず」と、人気復活につながるヒントを得たようだった。

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2016年 ネスレインビテーショナル 日本プロゴルフマッチプレー選手権 レクサス杯



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