宮里優作、香妻陣一朗ら5人が首位の混戦 池田勇太1打差
2016年 トップ杯東海クラシック
期間:09/29〜10/02 場所:三好カントリー倶楽部 西コース(愛知)
香妻陣一朗が首位発進 「姉ちゃん」と同じ視線で初勝利を
◇国内男子◇トップ杯東海クラシック 初日(29日)◇三好カントリー倶楽部 西コース(愛知県)◇7315yd(パー72)
ツアー初勝利を狙う香妻陣一朗が5バーディ、1ボギーの「68」をマークして通算4アンダーの首位タイと好発進を切った。女子ツアーで活躍する香妻琴乃の実弟は、前週の下部ツアー「elite grips challenge」でプロ初優勝。勢いを持続させている。
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栃木県で行われている「日本女子オープン」出場中の姉よりも2分早い、午前7時50分のスタート。香妻は残り160ydの2打目を8Iでピンそば2mにつけた4番でバーディを先行させ、10mを流し込んだ後半10番から2連続バーディを決めた。
ショットの調子は思わしくないが、得意のパットで我慢のゴルフを展開した。難関16番(パー3)、最終18番と2m強のパットを残すボギーピンチも必死で切り抜け、「あんなのばっかりでした。2、3mくらいのパーパットが5、6回はあった。思ったところに打てている。(優勝した)チャレンジでもきわどいのを入れていたんです」と息をついた。
プロ転向から4年目。現在賞金ランク3位につける下部ツアーの活躍で、来季の限定的な出場権は確保できる見通しが立った現在、ターゲットはレギュラーツアーでは初のフルシード獲得だ。レギュラーツアーの賞金ランクは72位。シーズン終了時点ではなんとしても60位以内(第1シード)に入りたい。
シード確保の目標に向け、7月に22歳になった今年はこれまでと考え方を変えた。「シード、シード(を取りたい)という風に行っていたけれど、思ったところより少し上を見たほうがいいのかなと。(目標は)優勝と自分に言い聞かせている。今年くらいから。姉ちゃんは、ずっとそう言ってますよね」
2人は普段、家族のグループメッセージのやり取りで交流があるが「ゴルフの話はそんなにしない」そうだ。「オフに『キャディさんをどうしよう』と話したくらいで。ゴルフの技術の話なんかは全然しないんです」というが、キャリアですでに通算14度のトップ10入りがある姉とは、考え方も似てきたところ。視線はぐっと空高く。香妻きょうだい流のツアーの戦い方だ。(愛知県みよし市/桂川洋一)
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