谷原秀人が単独首位で最終日へ 池田勇太1打差で追う
2016年 トップ杯東海クラシック
期間:09/29〜10/02 場所:三好カントリー倶楽部 西コース(愛知)
愛息のおもちゃはパター 藤本佳則が「64」で優勝戦線に
◇国内男子◇トップ杯東海クラシック 3日目(1日)◇三好カントリー倶楽部 西コース(愛知県)◇7315yd(パー72)
藤本佳則がムービングデーに爆発した。前半アウトで6連続を含む7バーディ「29」を記録し、後半は2バーディ、1ボギー。この日のベストスコア「64」をマークして通算9アンダーとし、32位タイから4位タイに急浮上した。
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三好CCは数あるコースの中でも最も「苦手」だという。2011年には「日本アマチュア選手権」で準優勝。プロ転向後も14年に5位の成績を残しているが、どうも印象が良くない。初日「75」で沈み、2日目の「68」で予選を通過した際には、祐未夫人に電話で「奇跡や」と伝えたという。
それがどうだ。前日にホテルで「スイングの考え方を変えた」だけで、見違えるようなバーディラッシュ。2mのチャンスを生かした4番から、ショットも好調で破竹の6連続。最難関の16番(パー3)では10mのバーディパットもカップに沈んだ。
7月以降は出場6試合でトップ10入りが4回あるが「感覚的に調子が良くないけれども、予選落ちが続くわけでもない、微妙な感じ」で1年が進行中。13年「TOSHIN GOLF TOURNAMENT IN Central」以来の3勝目に恵まれない。「そういうシーズンもあるんじゃないかなと自分で受け入れることにしました。アカンかったら、アカンでしゃあない」
ただし、14年1月に結婚してから優勝していないことは気がかりだ。子煩悩で知られる2児のパパ。5日に2歳になる長男の源都(げんと)くんには、既にシャフトを短くしたオデッセイのパターをおもちゃに与えている。「情けない旦那ですよ」と自虐的に笑うばかりではいられない。「予選から無理と思っていたところから、ここまで来た。頑張らなアカンと思うし、しっかりプレーしたい」。転がり込んだチャンスを無駄にしては、一家の大黒柱の名がすたる。(愛知県みよし市/桂川洋一)
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