伏兵・小野田享也が「65」 今平周吾と首位を並走
2017年 関西オープンゴルフ選手権競技
期間:05/18〜05/21 場所:城陽カントリー倶楽部(京都)
松山&石川と同学年 25歳・小野田享也が初めての首位奪取
◇国内男子◇関西オープンゴルフ選手権競技 2日目(19日)◇城陽カントリー倶楽部(京都府)◇7037yd(パー71)
この日ベストとなる6アンダー「65」をマークした小野田享也(おのだ・たかや)が、通算6アンダーとして首位に並んだ。昨年のQT(予選会)を21位で突破して今季3戦目。ここまですべて予選を通過しているが、首位に立つのは自身初めてだ。
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自分のプレースタイルを「パターが得意。そんなに飛ぶ方じゃないし、曲がる方でもない」という。前週の「日本プロ 日清カップ」ではパットが不調で、今週からパターをピン型からマレット型へ、グリップも順手からクロスハンドへと変更した。「安心感が出ましたね。ショートパットも怖くない」と、本番では初めて用いるクラブと握りが合致した。
1992年3月生まれの25歳で、松山英樹や石川遼と同学年。日大の在学時は、松山との対戦経験もあるが、「全然勝てる気がしなかった」と力の差を見せつけられた。それでも「たどり着くのは難しいと思うけど、頑張りたい。日本で通用しなかったら海外でも通用しないと思うので、まずは日本で頑張りたい」と、遠く輝く世界ランク3位の背中を追い掛けている。
日大の一学年後輩には、昨年初シードを獲得した堀川未来夢がいる。この日、小野田がクラブハウス2階のテラスで記者たちに囲まれていると、ハーフターンで10番ティに向かう堀川が眼下を通り過ぎた。先輩を見つけ、堀川は「ナイスプレーです!」と声を掛けた。
初めて記者会見に呼ばれて緊張気味だった小野田だが、「堀川がやれるなら、俺もやれると思っています。大学時代、堀川に負けたことはなかったので」と、このときばかりは先輩らしく、頼もしいコメントを口にした。(京都府城陽市/今岡涼太)
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