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岩田寛はキレずに首位と2打差 初V遂げた3年前の再現へ

◇国内男子◇フジサンケイクラシック 3日目(2日)◇富士桜カントリー倶楽部(山梨県)◇7566yd(パー71)

首位タイからスタートした岩田寛は1バーディ、4ボギーの「74」と崩れながらも、首位と2打差の通算3アンダー、2位タイと優勝争いに踏みとどまって最終日へ。ショット、パットともに精度を乱したが、「気持ちがキレていたら終わっていたけど、よくガマンしました」と耐え抜いたラウンドを評価した。

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この日フェアウェイを捕らえたのはわずか4ホール。ツアー最長パー4の5番(535yd)でも1打目を右の林に打ち込むピンチを迎えたが、2打目をフェアウェイに刻み、約100ydの3打目をピン奥1m強に寄せてパーでしのいだ。

続く6番(パー5)でバーディを奪ったが、流れは好転しない。いずれもグリーンを外した8番、9番を連続で落とすと、11番ではグリーン手前20ydの花道からのアプローチをグリーンオーバーさせて3つ目のボギー。「打ちたいアプローチとライが噛み合わず、何のイメージも出ないまま打っちゃいました」という手痛いミスにも、何とか気持ちを切らすことなく18ホールを完走した。

そんなストレスが溜まる内容にも、上がってみれば首位とは2打差の距離。まだチャンスがあるので良かったです」と安堵の言葉を残し、この日も練習をすることなく足早にコースを後にした。なお、ツアー初タイトルを飾った2014年大会の最終日は、首位を2打差で追っての逆転優勝。この日のガマンが報われる可能性は、十分にある。(山梨県富士河口湖町/塚田達也)

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