コースレコードの「61」 宮里優作が10アンダー首位発進
2017年 ホンマ・ツアーワールド・カップ
期間:10/05〜10/08 場所:京和カントリー倶楽部(愛知)
宮里優作が圧巻プレー 自己最多バーディ&最少ストローク更新
◇国内男子◇HONMA TOURWORLD CUP 初日(5日)◇京和カントリー倶楽部(愛知)◇7190yd(パー71)
「すごかったですね。ペース配分を間違えたかな?」と本人も認める圧巻の18ホールだった。賞金ランキング3位の宮里優作が10バーディ、ノーボギーの「61」でホールアウト。これまでの自己最多バーディ(9個)と最少ストローク(「63」)をともに更新し、今季2勝目とした5月「日本プロゴルフ選手権」以来の首位発進を決めた。
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8月下旬から右手首痛を抱える宮里は、この日も痛み止めを服用して10番からティオフ。序盤は「怖がって打っているので、反射的に手が離れちゃう」とフィニッシュを崩すホールが続いたが、「痛み止めが効いてきて、フィニッシュが取れるようになった」とようやく違和感が消えかけたころ、怒濤のバーディラッシュが始まった。
14番(パー3)で、グリーン右奥10ydから直接入れたチップインバーディが狼煙。15番、16番と3連続で伸ばすと、18番(パー5)からの4連続バーディで首位争いに飛び込んだ。さらに6番(パー3)で2.5m、7番で6mを沈めた。8番(パー5)で2mを決めて10個目のバーディとし、一気に後続を引き離した。
「全体的にショットもパットもいい感じ。リズムよく回れました」と会心のラウンドを振り返った。前週「トップ杯東海クラシック」からスチールシャフトの硬さをXからSXに落としたアイアンもフィット感が増し、「先週より縦の距離感が良くなった」とうなずく。シャフトの微調整には、ヘッドの走りとインパクト後の抜けを良くする狙いがあったという。
春先に2勝を挙げて以降、なかなか手に届かない今季3勝目。7月9日に譲った賞金ランクトップの座を奪還できないまま、シーズンは高額賞金が続く秋口に突入した。「しばらくくすぶっていたので、そろそろギアチェンジをしないと。最多優勝の選手が賞金王になると思うので、勝ちにはこだわっていきたい」。1勝目を挙げた「中日クラウンズ」に続き、拠点を置く準地元で再びの加速をつけたい。(愛知県豊田市/塚田達也)
<参考>
◇18Hツアー最少ストローク「58」
石川遼 2010年「中日クラウンズ」FR
◇18Hツアー最多バーディ「12」
石川遼 2010年「中日クラウンズ」FR
倉本昌弘 2003年「アコムインターナショナル」1R
Z.モウ 2001年「ミズノオープン」2R
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