時松隆光が首位浮上 石川遼は2戦連続予選落ち
2017年 ブリヂストンオープンゴルフトーナメント
期間:10/19〜10/22 場所:袖ヶ浦カンツリークラブ 袖ヶ浦コース(千葉)
石川遼は国内復帰から2戦連続予選落ち 復調「時間読めない」
◇国内男子◇ブリヂストンオープンゴルフトーナメント 3日目(21日)◇袖ヶ浦カンツリークラブ 袖ヶ浦コース(千葉)◇7119yd(パー71)
イーブンパーの45位タイから出た石川遼は1バーディ、3ボギー、1ダブルボギーの「75」とスコアを落とし、通算4オーバー82位タイで決勝ラウンド進出を逃した。米ツアーの出場権を失い、国内復帰となった前週から2戦連続の予選落ち。次週は「マイナビABCチャンピオンシップ」(兵庫・ABCゴルフ倶楽部)に出場する。
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36ホールでの競技成立の可能性をよぶ連日の雨。スイング修正に取り組むべく、前日ティショットで3Wを多用した石川はこの日、1Wを握りなおしてコースを攻めた。悪天候で距離が出ないコンディションに加え、「きのうの練習でだいぶつかんできた感触があった」。2番で6mを沈めてバーディを先行。その後はパットのタッチがなかなか合わず、スコアを伸ばしあぐねた。
「“何年ぶりかな”というくらいで、1Wでフェアウェイに行っていた」と振り返ったが、悔やんだのは11番。ティショットを大きく右にプッシュアウトさせ、隣のホールまで曲げてダブルボギーを招いた。「あのミスで流れが変わってしまうのが、今の自分の状態。一回でもああいうのが出てしまうと厳しい」。原因はスイング中のトップで手首の角度が安定しないことだという。14番、16番(パー5)とボギーを重ね、カットラインが遠のいた。
「日本オープン」に続く予選落ち。「本当に悔しい」という思いは行動に出る。この日のラウンド後も、土砂降りの雨に打たれて、ドライビングレンジ、パッティンググリーンでボールを打ち続けた。
傘の花が閉じることがない天候にも関わらず、大会3日目は前年比約1900人増の4459人が来場。その多くが石川、宮里優作、マット・クーチャーの組についた。居残り練習も100人以上が見守った。「これだけたくさんの人が見に来てくださっている。残念な気持ちにさせてしまっている」と視線を落とす。「今、自分が取り組んでいることと、状態のギャップがある。どうしても試合の中で修正しなくてはいけないときもあり、今はそういう時期としか言えない」
次週以降も、国内ツアーで連戦に臨む考え。「まずは『もう少し待ってください』と言える状況にしたい。今は…その時間は読めないですね。ただ、今週の頭に比べれば、練習の内容もよくなっている」。雨雲から光が差し込む日を、今は静かに待つ時間だ。(千葉市緑区/桂川洋一)
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