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「丁寧に攻める」前年覇者・宮里優作は時差ボケで和合に

◇国内男子◇中日クラウンズ 事前情報(25日)◇名古屋ゴルフクラブ 和合コース(愛知)◇6557yd(パー70)

宮里優作は、2018年の日本での初戦をディフェンディングチャンピオンとして迎える。4月のメジャー初戦「マスターズ」を戦った後、スペイン、モロッコで欧州ツアーに出場。開幕前日にコース入りし、慌ただしく調整に臨んだ。

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モロッコからはパリを経由して24日(火)夜に帰国。約1カ月ぶりに母国に戻ったばかりとあって、脳も内臓もまだ時差ボケ中だ。立ち向かうのは、難コースの和合。「なかなか好成績を出せない試合のひとつだったのが、去年クリアできた。そのイメージで回るしかない。ここは最後まで手綱を締めるのが勝負。誘惑にとらわれず、丁寧に攻めたい」。ここ数試合はアイアンショットの状態が悪く、ショートゲームで乗り切った。その我慢強さが再び問われることになる。

小平智の米ツアー「RBCヘリテージ」優勝は「スペインオープン」の試合後に知った。日曜日の夜、本場の闘牛を観戦した直後のこと。「何が起きたのか分からなくなって…。『あれ、(小平は)何の試合に勝ったんだっけ…?』って(笑)。『すげえ、すげえ!とんでもないことが起こったぞ!』って、ひとりで騒いでいた」と、興奮は収まらなくなった。

もちろん、同時に刺激も受けた。「日本ツアーで培われた選手が、世界でも通じることを証明してくれた。“志”次第では、自分たちもそこに身を置ける。智はそこを見据えて普段から練習をしてきた。道を切り開いてくれた」と喜んだ。

宮里自身の今後の出場試合は、未定が多い。6月の米ツアー「ザ・メモリアルトーナメント」(オハイオ州ミュアフィールドビレッジGC)参戦が決まっているほかは、世界ランキング、各大会の推薦による出場可否をにらみながら、日本ツアーにも出場する意向だ。

この日のプロアマ戦は早朝の雨により、9ホールに短縮された。インコースを事前チェックできなかったが、「スペインオープン」はキャディバッグが試合前日まで届かず、“ぶっつけ本番”で12位フィニッシュ。対応力を見せるときだ。(愛知県東郷町/桂川洋一)

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