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「まだ名前は覚えてもらってない」東北福祉大の久保田皓也が松山以来のアマVへ前進

◇国内男子◇関西オープンゴルフ選手権競技 3日目(19日)◇小野東洋ゴルフ倶楽部(兵庫県)◇7124yd(パー72)

7位からスタートしたアマチュアの東北福祉大3年・久保田皓也(20)が6バーディ、1ボギー、この日ベストスコアの「67」をマークし、通算10アンダーの単独首位に浮上。上がり3ホールを連続バーディで締め、2011年「三井住友VISA太平洋マスターズ」を19歳で制した大学の先輩の松山英樹(26)に続く、ツアー史上4人目(※)のアマチュア優勝に前進した。

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開催地の兵庫県出身。ゴルフ好きの父の影響で10歳からクラブを握り、憧れの松山を追って東北福祉大に進学し、充実した練習環境でゴルフ漬けの日々を送る。「ゴルフの環境は最高。打つ球数は(1日)200から300球くらいだけど、アプローチ練習場でアプローチとパターの練習をしています」と、持ち味のショートゲームに磨きをかけている。

同県の滝川第二高に在学した3年間、今週のコースでキャディのアルバイトをした経験があり、「グリーンは読みやすいし、マネジメントもバッチリ」。この日のハイライトは、グリーン手前のエッジから25mをパターでねじ込んだ16番。フック&スライスの複雑なラインを読み切り、首位と1打差に迫るバーディとした。17番(パー3)でもピン左1mにつけて伸ばすと、最難関の18番ではピン手前7mを決めて3連続。並みいるプロを押しのけて、リーダーボードのトップに立った。

松山の帰国時には大学で練習をともにする機会があるが、会話を交わす機会は少なく、「まだ名前を憶えてもらっていないと思う」とちょっぴり寂しげ。「これで名前を憶えてもらえたらいいですね」とはにかんだ。

7年前に松山がアマチュア優勝を果たしたシーンは、テレビを通して見届けた。「規格外のプレーをしていた。自分にあの飛距離はないけれど、長所のアプローチとパターでそこを埋めるようなプレーができたらなと思った」。快挙のチャンスを、自らも引き寄せて迎える最終日。「順位はあまり意識せず、勉強する気持ちで1日頑張りたい」と、謙虚な目標を掲げた。(兵庫県小野市/塚田達也)

<過去のアマチュア優勝者>
倉本昌弘 1980年「中四国オープン」
石川遼 2007年「マンシングウェアオープンKSBカップ」
松山英樹 2011年「三井住友VISA太平洋マスターズ」

関連リンク

2018年 関西オープンゴルフ選手権競技

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