最終日は1Wを多用した石川遼。手ごたえを深めて「全米オープン」予選会へ

◇国内男子◇関西オープンゴルフ選手権競技 最終日（20日）◇小野東洋ゴルフ倶楽部（兵庫県）◇7124yd（パー72）

15歳でツアー初出場初優勝を遂げ、社会現象になったのはちょうど11年前のきょうだった。アマチュアで20歳の久保田皓也（東北福祉大3年）が優勝争いをする中、石川遼は通算1オーバーの32位で4日間を終了。上位には絡めなかったが、課題だった1W復調へのきっかけをつかみ「今後の自分にとって大きな一週間になった」と総括した。

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48位から出た最終日は、今週の自己ベストとなる3バーディ、1ボギーの「70」。2日目のフルスイングから違和感が解消された1Wはこの日、パー3を除いた1打目をあえて「最初のホール（10番）以外はドライバーで打った」という。フェアウェイキープ率は71.43%（10／14）という高い数字を記録し、「試行錯誤が続いていたけど、きょうはシンプルに打つことができた」と及第点をつけた。

21日（月）には、今大会と同じ兵庫県のジャパンメモリアルゴルフクラブで行われる「全米オープン」（6月14日～ ニューヨーク州・シネコック・ヒルズGC ）予選会に出場する。1日36ホールの長丁場の戦いとなるが、「いい状態で臨めると思う。非常に楽しみですね」と通過へ意欲。2015年以来、3年ぶりの出場を目指す。（兵庫県小野市／塚田達也）