「日本ツアー選手権 森ビル杯」初日スコア
2018年 日本ツアー選手権 森ビル杯 Shishido Hills
期間:05/31〜06/03 場所:宍戸ヒルズカントリークラブ(茨城)
「練習場のスイングだと飛ばない気がする」石川遼は苦戦の101位
◇国内男子◇日本ツアー選手権森ビル杯 初日(31日)◇宍戸ヒルズカントリークラブ(茨城県)◇7384yd(パー71)
後半の3連続バーディでわずかな希望は残された。5年ぶりの大会出場となった石川遼は、3バーディ、6ボギーの3オーバー「74」。序盤に5ボギーを先行したが、後半は3連続バーディを含む2アンダーで一矢報いて101位。順位よりも、ラウンド中に修正のきっかけをつかめたことに前を向いた。
<< 下に続く >>
序盤は目をつぶりたくなるようなゴルフだった。「力んでいた」という1番、2番の1Wショットは大きく左へ。パターを変え、握りもクロスから順手にしてスタートしたが「慣れるのに時間が掛かった」と3番、6番でいずれも3パットとするなど、6番までに4ボギー。自身がアーメンコーナーと名付けた難度の高い7番からの4ホールにたどり着く前から苦しい展開を強いられた。
「これで終わってしまうのは意味がないと思った」と石川は言う。練習場でのスイングと、試合でのスイングが違うことには気づいていた。「練習場とダウンスイングまでは一緒だけど、最後に伸び上がってヘッドを返してしまう。飛ばしたいのか、当たる直前からいきなりフェースを返し始めてしまう」というのが自己分析。「練習場のスイングを試合でやると、飛ばない感じがしちゃう」というもどかしい潜在意識との戦いに「なんていうんですかね…、勘弁してほしいですね」と苦笑した。
7番からはパターの握りを普段通りのクロスハンドへと戻し、8番からは“練習でやっていること”に意識を向け、曲がり幅も許容範囲に収まるようになってきた。「すごくレベルの低い話ですけど」というが、まだラフで止まっていれば2打目以降でバーディも狙っていける。「正直、あの幅で収まればゴルフができる。パーとかバーディのせめぎあいができる」とうなずいた。
「前半スコアを落として落ち込みましたけど…」と一瞬さみしそうな目を見せた石川だが、なんとか18ホールできっかけは手に入れた。(茨城県笠間市/今岡涼太)
- 松山英樹や石川遼の活躍をiPhoneへお届け【GDOゴルフ速報アプリ】
-
注目度が高まっている米PGAツアーや、国内男女ツアーなどの試合速報をいち早くあなたのiPhoneへお届けします。
● 各ツアーの速報をiPhoneへ配信!
● 見やすいフォントサイズに変更できます!