25歳の出水田大二郎がツアー初優勝
2018年 RIZAP KBCオーガスタゴルフトーナメント
期間:08/23〜08/26 場所:芥屋ゴルフ倶楽部(福岡)
石川遼 今季3度目のトップ10も反省「熱中症を甘く見た」
◇国内男子◇RIZAP KBCオーガスタゴルフトーナメント 最終日(26日)◇芥屋ゴルフ倶楽部(福岡)◇7151yd(パー72)
5アンダー20位から出た石川遼は6バーディ、1ボギーの「67」で回り、通算10アンダーの7位タイでフィニッシュした。2日目以降、熱中症に悩まされながら72ホールを完走。2年ぶりのツアー優勝を逃し、コンディション維持の重要性を痛感した。
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前日3日目の夜に摂った食事も、うどんだけ。この日の朝も食欲が出ないまま、栄養補助食品のゼリーしか口にできなかった。4番からの3連続バーディをきっかけに、今週の自己ベストをマークするプレーを見せながら、「今朝、もう少し回復していると思ったが、自分が思っているほどではなかったのでちょっと不安だった。途中で止める判断もできるように」という状態だったという。
最終18番(パー5)では残り210ydの第2打を7Iで放ち、ピンに向かって飛んだボールを見て思わず「入れ!」と口にするほどの好感触も手に残った。ただし、今季3度目のトップ10入りを果たしても、反省が口をついた。「熱中症を甘く見ていた。最初は数時間、横になっていれば治るかと思ったんですけど…。一回熱中症になると一週間くらいずるずる治らない人も結構いるということなので」。初日のラウンド後、チャリティサイン会を実施したが、ペンを走らせた場所は、並んでくれたファンともども炎天下。同日に一緒に参加した市原弘大も同じような症状になったのも事実だった。
次週は「フジサンケイクラシック」(山梨・富士桜CC)に出場。過去2勝(2009、10年)を誇る大会は2位に入った2016年以来の参戦となる。「体のコンディションも含めて試合にフォーカスしていかないといけない。体調を見極めて練習ラウンドをしたい」。連戦に向け、まずは体調管理を優先させる。(福岡県糸島市/桂川洋一)