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2ダボのアマ金谷拓実 「あきらめずに」巻き返す

◇国内メジャー◇日本オープンゴルフ選手権競技 初日(11日)◇横浜カントリークラブ(神奈川)◇7257yd(パー71)

アマチュアっぽさと、プロの素質が交錯したラウンドだった。前週「アジアパシフィックアマチュアゴルフ選手権」を制した金谷拓実(東北福祉大2年)が、2つのダブルボギーを先行させながら、その後に4バーディ(1ボギー)で巻き返して、1オーバーで終えた。

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「一緒に回る(宮里)優作さんと、今平(周吾)さんがすごいトッププレーヤーだし、自分に対する期待も高かった」と、序盤は緊張感が支配した。前半11番(492yd/パー4)は、3Wでフェアウェイキープを狙ったが、やや左に出てラフに入れた。「取り返そうと欲を出して、1つ長い番手で打ってしまった」と、5Wで打った2打目は大きく右へ飛び出して、カート道右のブッシュへ。フェアウェイに戻して4打目を1.5mにつけたが、これを外してダブルボギー。2ホール後の13番でもフェアウェイから池に落としてダボとして、わずか4ホールで4オーバーと出遅れた。

それでも「最後まであきらめずにプレーした」と金谷はいう。14番(パー5)でこの日最初のバーディを奪い、17番で2個目。18番(パー3)をボギーとしたが、2番ではクロスバンカーから8Iで1mにつけて、再び2オーバーに盛り返した。「結構必死だったので余裕はなかったけど、2番でバーディが獲れてまだ行けると思った」という。

4番(パー5)でアプローチをOKに寄せて4つ目。1オーバーまで戻した最終9番もピン下2.5mのチャンスにつけたが、パットはカップ手前で右へと切れた。「決めたらゼロだったので入れたかったです」と照れ笑ったが、4オーバーから1オーバーまで巻き返し、「きょうのスタートから言えばよく頑張った」とうなずいた。

午前組のB.ジョーンズ(オーストラリア)が7アンダーとスコアを伸ばす展開。「出遅れたとは思うけど…」と金谷はいう。「あす頑張って、まずは決勝ラウンドに進みたい。自分らしいプレーができるようにしたい」と言葉をつないだ。(神奈川県横浜市/今岡涼太)

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