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尾崎将司「自分にはゴルフしかない」 プロ50年目へ不退転の決意

◇国内男子◇ダンロップフェニックストーナメント 2日目(16日)◇フェニックスカントリークラブ(宮崎)◇7027yd(パー71)

永久シード選手の尾崎将司が2018年シーズンを一足先に終えた。9オーバーから2バーディ、8ボギー1ダブルボギーの「79」で回り、通算17オーバーで最下位にあたる84位で予選落ち。今季は7試合に出場し、5年ぶりの決勝ラウンド進出はならなかった。

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後半には雨が降り続く中で懸命にプレーしたが、見せ場は少なかった。「相も変わらず、大したことありまへん。体調が整わず、コンディション作りが大したことなかった。やっぱりそういうものが、ティショットの飛距離に相当影響してくる。まったくクラブが(思うように)振れないんだ」。今季は開幕前の2月、オフのオーバーワークの影響で背中を痛め、肉離れの診断を受けて出遅れた。「そこそこ作戦を立てながら、ちょこちょこ来たけどね。そういう“ワクチン治療”的なところではない。根本の体力アップを図らないと、本領にはほど遠い」とシーズンを振り返った。

プロ生活50年目、72歳で迎える来季の現役続行を決めている。「もう(来年が)最後。年齢的に“オーバーパー”にならないように。今はアンダーパー(71歳)。イーブンパーで終わりだ。それくらいの覚悟でやらなければいかんだろう」と再び不退転の決意を口にした。

気力が、衰え行く体力に追いつかないのがもどかしいが、「自分自身、ゴルフしかないから。ゴルフを追求していくのは自分にしかできない。クラブを置くのは簡単だけど…。なんかの目的に向かって歩いていくことをしないと」という気持ちで、ゴルフと向き合っている。

22年前、ジャンボはここ宮崎で大会3連覇を飾り、プロ100勝を達成した。「時が経つのは早い」と笑う。今年は世界ランキング1位のブルックス・ケプカが3連覇を目指して帰ってきた。「記録に並ぶ? うーん、そういうのはな、あまり意識したことがない」と話したが、「タイガー(ウッズ/2004、05年優勝)もそういうチャンスがあった。そんなに簡単じゃないものだけは事実です」とニヤリ。「(達成したのは)まあ、ひとりいたな…」と、ほんの少しプライドをのぞかせた。(宮崎県宮崎市/桂川洋一)

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2018年 ダンロップフェニックストーナメント



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