「カシオワールドオープン」最終日スコア
2018年 カシオワールドオープンゴルフトーナメント
期間:11/22〜11/25 場所:Kochi黒潮カントリークラブ(高知)
最後の1枠「30人目」に滑り込み 石川遼が2年ぶり最終戦出場
◇国内男子◇カシオワールドオープンゴルフトーナメント 最終日(25日)◇Kochi黒潮カントリークラブ(高知)◇7315yd(パー72)
カシオ計算機と所属契約を結ぶ石川遼はホスト大会を40位タイで終えた。44位タイから4バーディ、2ボギーの「70」で回り、通算3アンダー。次週のシーズン最終戦「日本シリーズJTカップ」(東京よみうりカントリークラブ)の出場権を辛くもつかんだ。
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最終ラウンドは裏街道の10番スタート。スコアを1つ伸ばして迎えた15番、1Wショットを大きく右に曲げてOBとしたが、5mのボギーパットをねじ込んで痛手を最小限に抑えた。難度の高い後半アウトは2バーディ。「一発OBを打ってしまったけれど、原因は分かっている。良い方向に行っている手ごたえは感じている」と話した。
ホールアウト直後は戦況が見えず、この日が2018年のツアー最後のラウンドになる可能性があった。「来年こそは内容に数字がついてくる年になってくれると思う」と一年を振り返る言葉も残してコースを後にしたが、4日後に始まる最終戦のチケットが手に入った。
「日本シリーズ」は前年覇者(宮里優作)をはじめ、今季の日本ツアー優勝者、欧米ツアー優勝者(小平智)、「カシオワールドオープン」までの賞金ランキング上位20位までの選手などが出場権を得る。フィールドの30人に満たない場合は賞金ランク上位者から補充する。石川は賞金ランキング27位としギリギリの“30番目”で2年ぶりの出場チケットを手にした。後続の28位、スンス・ハンとはわずか63万8617円差。仮にハンがあと1打スコアを縮めてフィニッシュした場合は、今大会で石川の2018年シーズンは幕を閉じていた。
なお、今大会で予選落ちし今季ゼロ勝、賞金ランキング46位の片山晋呉は連続出場が前年までの20年連続でストップ。最長である青木功の21年連続出場に及ばなかった。(高知県芸西村/桂川洋一)
【日本シリーズJTカップ出場者】
今平周吾、ショーン・ノリス、稲森佑貴、市原弘大、池田勇太、ブレンダン・ジョーンズ、星野陸也、時松隆光、チェ・ホソン、タンヤゴーン・クロンパ、Y.E.ヤン、秋吉翔太、重永亜斗夢、木下裕太、ハン・ジュンゴン、ブラッド・ケネディ、藤本佳則、堀川未来夢、岩田寛、キム・ヒョンソン、アンジェロ・キュー、イ・サンヒ、谷口徹、額賀辰徳、小平智、石川遼、ラヒル・ガンジー、出水田大二郎、宮里優作、イム・ソンジェ