決定版!2018年度国内男子ツアー賞金ランキング
天国と地獄…通算5勝の松村道央は下部ツアーへ
◇国内男子◇ファイナルQT 4日目◇セントラルゴルフクラブ (茨城県)◇パー72
「天国と地獄」―。ツアー通算5勝の松村道央は2009年から10年連続で守った賞金シードを手放し、最終予選会は1アンダーの108位タイ。上位93人が進出した決勝ラウンドに残れず、来季出場権を逃した。
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当落線上で迎えた4日目に「73」。カットラインには2打届かなかった。「なんとなくカットは分かったから、最後(パー5)はイーグルを狙った。1年間同じ。ショットもパットも全部悪い。自分の体が悪く反応してしまう、弱いところばかり出た」。12年ぶりに出場したQTの戦いに敗れた。
2010年に年間2勝を挙げ、1億円以上を稼いだ。3年前には「ブリヂストンオープン」を制した。そんな過去の実績は、関係ない。来季は下部AbemaTVツアーを主戦場にする見通しだ。今季の実績で比較すると、賞金総額はレギュラーツアーが全25試合で35億775万円。下部ツアーは全12試合で総額1億8500万円。「1年間そこでやることになると思う。またいつか(レギュラー)ツアーで優勝するのが夢」。
不調にあえいだシーズン終盤の3試合とQTは、過去2勝をともにした59歳の守谷一隆キャディにバッグを託した。過去に中嶋常幸らとタッグを組んだ約25年の大ベテランは「落ちる選手も上がる選手も数多く見てきた」とし、「ゴルフの神様に与えられた試練。気持ちを切らさずにやること。35歳。乗り越えれば、絶対にまた強くなれる」と力を込めた。(茨城県行方市/林洋平)
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