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薗田峻輔と山下和宏は上位を逃す 来季前半は下部ツアー

◇国内男子◇ファイナルQT 最終日(4日)◇セントラルゴルフクラブ 西コース(茨城県)◇7165yd(パー72)

賞金シードを喪失した薗田峻輔山下和宏が、来季の出場優先順位を争うファイナルQT(最終予選会)で上位を逃した。6日間108ホールにわたる戦いが終わり、山下は通算14アンダーの39位、薗田は通算12アンダーの59位。来季前半戦(第1回リランキングまで)に出場できる目安の35位までに入れなかった。

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薗田は今季の予選通過が2回にとどまり、賞金ランキングは120位と大ブレーキ。2009年以来となるQTでも結果を残せず、来季は下部AbemaTVツアーが主戦場になる見込みだ

2017年後半から続くショットの不調は改善せず、今季は開幕戦から15試合連続で予選落ちした。秋からはクラブの動きや弾道データを自己分析することに努め、フィーリングと弾道のギャップを埋めていくことで少しずつ復調。「コレというものをつかむことができた」と気持ちは前向きだ。

「順位的に、来年は下部ツアーになると思う。どの環境にいようと、今やっていることに間違いはないのは事実。あとは精度を上げて、磨きをかければツアーに戻れると思う」と表情に曇りはなかった。

一方、45歳の山下は10年連続で保持してきた賞金シードを喪失してのQT参戦。来季のツアー出場は厳しい立場になったが、「久しぶりのQTで活きのいい若手と回れて楽しかった。新鮮だったし、やり終えてスッキリした気分」と笑顔で6日間を振り返った。

攻撃的なプレーを見せる多くの20代とプレーしたQTでは大きな刺激を受けた。最終日のパー5では、これまで刻んできた2打目で1Wを手に取ろうとし、キャディに止められたと笑う。「ツアーではいつも同じメンバーと回っていたから。来年のアベマ(AbemaTVツアー)は若手も多いし、出るのが楽しみです」と清々しかった。(茨城県行方市/塚田達也)

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