AIを駆使した波型フェース 「エピック フラッシュ」シリーズ誕生ギアニュース
2019年 SMBCシンガポールオープン
期間:01/17〜01/20 場所:セントーサゴルフクラブ(シンガポール)
石川遼は“AIドライバー”でシンガポール出陣へ
石川遼と上田桃子は8日(火)、都内で行われたキャロウェイゴルフの新製品発表会に出席した。同社は2月に新シリーズ「エピック フラッシュ」のドライバー、フェアウェイウッドなどを発売。石川は次週の日本ツアー開幕戦「SMBCシンガポールオープン」(シンガポール・セントーサゴルフクラブ)で、AI(人工知能)を駆使して製作された新1Wを実戦投入することを宣言した。
ウッドの新シリーズ「エピック フラッシュ」は、フェースの裏面に波型の起伏と厚みを持たせたニューモデル。ボール初速のアップ、耐久性、ルールに適合する反発係数という3つの要素から、キャロウェイが蓄積してきたデータをもとに、AIとスーパーコンピューターで1万5000に及ぶバーチャルプロトタイプを製作。通常のコンピューターでは34年かかるところをわずか4週間で解析し、選定を進めた。
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すでに石川は12月のツアー外競技から実戦テストを重ね、好感触を得た。「最初に(新機能の搭載された)フラッシュ フェースを見たときは“失敗作”かと思いました(笑)。非常に飛距離が出て、球筋も強い。打感も気に入った」
1Wは3機種ある中で「サブゼロ」(他にスタンダード、スター)を握り、テストでは平均で7yd前後の飛距離アップに成功。「印象以上にデータも良かった。来週のシンガポールで使いたい。スーパーコンピューターを使わなかったら、僕が60歳くらいになって使うことができるドライバーを今年使えることが非常にうれしい」と話した。
開幕戦「ダイキンオーキッドレディス」(沖縄・琉球GC)を3月に控える上田は、現在もテスト中。「女子もどんどんパワーゲームになってきている。昨年はパー5であまりバーディが獲れなかった(平均スコア4.7878/全体16位)。今年はしっかり獲って、優勝したい」と意気込んだ。