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ツアープレーヤーたちの記念日<「ミスター・59」倉本昌弘>

先週の「ANAオープンゴルフトーナメント」で、倉本昌弘がしみじみと振り返った。

「もうすぐ、一周忌なんですよ」と、すぐさま報道陣に「『一周忌』じゃなくて、『一周年』でしょう?」と突っ込まれ、「そうそう、『一周年』でした」と、慌てて訂正して笑いを誘った“ミスター・59”。

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昨年の「アコムインターナショナル」初日にツアー新記録の1ラウンド「59」をマーク。ゴルフ界に金字塔を打ち立ててからまもなく、1年が過ぎようとしている。

まさに「1周年」を迎えたマッシーが、再び上昇気流に乗っている。「ANAオープン」3日目に4位タイにつけて、若手に混じって優勝争い。最終日の18番ホールこそダブルボギーを叩いたが、単独5位フィニッシュに、好調ぶりを伺わせた。

「副業」にも、力を入れている。ツアーとゴルフ界活性化のために、試合でプレーする以外にも地道な活動を続けている倉本は、その一環として、山口県の萩国際大学で今年新設された「国際学科ゴルフ文化コース」の客員教授として教鞭をとる。

その中で痛感することは、「今の子供たちは、自分の興味のないことには見向きもしない」ということ。たとえば、アマゴルフ界の至宝とうたわれた亡き中部銀次郎氏。倉本自身、尊敬し、親交の深かった偉大なる故人の名前さえも「知らない」と、首を振る若者たちに、愕然とさせられたという。

「プロになりたい、とか言うわりにはその歴史や文化など、全然知らないって子が多いんですよ・・・これじゃ、いけない」

そんな学生たちに本当のゴルフの面白さ、奥深さを伝えたいと奮闘中。時には教室を飛び出して、ラウンドレッスンをすることもある。「本業」のツアーでも「僕らベテランは、刺身のツマ。フレッシュな魚には、欠かせないもの」と言って、まだまだ気を吐く49歳。

世代交代の進む中にあっても「僕らの力で、もっともっとツアーを面白くしたい」と意気込む倉本にとって、次週の「アコムインターナショナル」はいよいよ「一周年記念」大会だ。

「この1週間のオフに、もっともっと優勝争いのゴルフができるよう、調整してきます」

「刺身」を食う活躍ぶりで、吉報を待つ教え子たちにもその健在ぶりをアピールしたいところだ。

トーナメントで起こったルール裁定の実例

<ANAオープン>

「え!次はぺナルティと罰金?」

2日目、16番ホールにて競技委員より警告が言い渡されました。

事の内容は「各ショットやパットに要する時間は40秒以内とし、最初にプレーする場合は50秒以内とする」プレーのペースを守らなかったので競技委員より警告となった。

そのプレーヤーはティショットはオナーでしたので50秒までは許されていましたが、実際には80秒かけてしまい規則上のバットタイム1回目で警告となってしまいました。

アウトオブポジションとみなされるのは1)そのホールの通過時間を超えている2)前の組との間隔が離れすぎたとき、以上の1)、2)両方に該当したときであるが、今回のケースはあとの2人はプレーが速く上記のアウトオブポジションには該当していないがそのプレーヤーのみが著しくプレーが遅いとして競技委員に計測され警告となりました。

その後は急いでくれましたので計測は終了しましたが、仮にその後も遅いとバットタイム2回目で、1ぺナルティと5万円の罰金、バットタイム3回目で2ぺナルティと10万円の罰金、バットタイム4回目で競技失格となります。

このルールは罰則をとる為にあるのではなく、全員が気持ち良くスムーズなプレーを出来るようにある規則です。

一般的には知られていないが年に10-20回ほど警告が発せられています。

これによって速いプレーヤーがいらだったり持ち時間の不公平さを無くしています。

読者の皆さん、ご自分の周りに遅いプレーヤーがいますか?

多分そのプレーヤーは一緒に周るのをいやがられていますね!

ちなみにプロでプレーが速いと言われている人はワンショット10-15秒です。あなたは何秒ですか?

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