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「優勝できたらヤバイ」渋野日向子は凱旋Vに望みつなぐ

◇国内女子◇北海道meijiカップ 2日目(10日)◇札幌国際CC島松コース(北海道)◇6531yd(パー72)

やはり「全英」覇者の底力はホンモノだ。首位に3打差の11位からスタートした渋野日向子は3バーディ、1ボギーの「70」と2つ伸ばし、通算4アンダーの9位に浮上した。首位とは5打差に開いたが、終盤15番から3バーディを集中させて最終日の優勝争いに辛くも踏みとどまった。

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前週に海外メジャー4日間を戦い抜いて優勝した疲労を抱え、帰国から間もなくの凱旋出場というハードスケジュール。開幕前から体調不良を訴え、決して万全の状態ではなかっただけに「(体調が)こういう状態だったし、予選を通れたら本当にいいなと思っていた。これで優勝できたら本当にヤバイ」と自身も予想外の展開だ。

初日は「宙に浮いているようでボーッとしていた」という体調は、地元・岡山県のかかりつけ医から勧められた風邪薬と、「10時間は寝たと思う」とたっぷり睡眠をとったことですっかり回復。昨夜38度以上あったという高熱は今朝には35度台に下がり、ラウンド後の会見場にも「ぜんぜん元気になりました」と笑顔で登場した。

昨夜から降り続けた雨は早朝にやみ、渋野は薄日も差し出した午前9時にティオフ。待ち受けた大観衆から大きな拍手で送り出されたが、前半から中盤にかけては重苦しい空気が注目組を包んだ。上空を舞うような強風のため「縦距離がずれた分、手前(に落ちること)が多かった」と前半はピンチの連続。グリーンを外した5番でボギーが先行し、パットのタッチも合わずに見せ場を作れない展開が続いた。

停滞する中でも子どもたちには笑顔でハイタッチを交わしたが、「思い通りにいかないときは顔に出ていたかな」とプレー中は険しい表情が目立った。その中で「やっと来た」という待望のバーディに、観衆が大きく沸いたのは後半15番。この日、最も近いチャンスだったピン左手前2mを決めると、続く16番でも3.5mを沈めて連続バーディ。最終18番(パー5)でも3打目を2mにつけてバーディで締めくくり、満面の笑みで観衆の期待に応えた。

「これでもし優勝できたら、自分の想像以上の結果になるのでヤバイなあと。でも、調子に乗らずに頑張ります」。おそらく誰も想像していなかった快挙を遂げたばかりの20歳に、いまは何が起きても驚きはないだろう。(北海道北広島市/塚田達也)

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