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元祖シンデレラ・大里桃子が直面する苦悩「渋野は渋野、私は私」

◇国内女子◇CATレディース 事前(21日)◇大箱根CC(神奈川)◇6704yd(パー73)

今をときめく渋野日向子と同じ2018年のプロテスト合格組。同年の今大会でツアー最短記録(入会後23日)のプロ初優勝を飾った元祖“シンデレラ”大里桃子が、ディフェンディング大会を迎える。同期の出世頭を走った昨年とは一転、今年は苦悩のシーズン。開幕2日前には「今年始まってからパターのイップスになった」と明かした。

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「去年の後半ぐらいからパットが入らないと思ったら、だんだん手が動かなくなった。ラインは読めるのにそこに打ち出すことができない」。30cmのパットを外すこともあり、「自分でもびっくり。ギャラリーの人たちも『何やってるんだこいつ』みたいな感じだと思います」。

今季は3月「ヨコハマタイヤPRGRレディス」から6試合連続で予選落ちした。初日34パットした「KKT杯バンテリンレディス」の2日目に左手の親指がシャフトの真上にくるように握り、右手の甲が上にくるようにして添える “クローグリップ”に変えた。

「これまで勧められていたけど、あんまりクローグリップを信じていなかった。2日目にいきなり変えたら入るようになった」と28パットにまとめ、復調のきっかけをつかんだ。

休養で不在となるメジャー覇者の渋野と同学年で2度目のプロテストで合格と境遇は似ている。親交の深い渋野に関する質問に、「渋野は渋野、私は私」とし、「最近また予選落ちしてきてしまっているので、まずは予選通過をして、そこから上位で戦えればいいな」と意気込んだ。 (神奈川県箱根町/石井操)

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