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渋野日向子 予選落ち覚悟も「歯は食いしばれる」

◇国内女子◇ニトリレディス 事前(28日)◇小樽CC(北海道)◇6650yd(パー72)

前日27日(火)に病院で急性副鼻腔炎と診断された渋野日向子はプロアマ戦で18ホールを回り切り、「難しいですね」とツアー屈指の難コースに悩ましい顔を見せた。体調は万全とはいえないが、来週が休養予定で「(前週から)3週連続休むのはやばいと思ったので、さすがに出たいと思いました」と胸の内を明かした。

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プロアマ戦では最難関16番(パー4/420yd)の2打目でグリーン右手前にある池にボールを落とすなど、コースの感想よりも「自分のショットが悪すぎ」と目線を落とした。26日(月)の練習ラウンド時では歯を食いしばれず、アウトコースで4度、ボールを池に放り込んだが、この日は「違和感はあるんですけど、歯は痛くなく食いしばれました。その(病気の)せいにはできないです」と話した。

同組で男子プロの中嶋常幸、2018年にノーベル医学生理学賞を受賞した本庶佑氏、大会を主催するニトリの会長・似鳥昭雄氏とプレー、「回るメンバーが凄かったので緊張した」と終了後はホッとした笑顔を見せた。

2週ぶりの出場を前に「気持ち的にはいいんですけど、体が追いついていない」と、免疫力が下がって投薬も必要な体。「今週は本当に自信がないので、予選落ちしてしまってもしようがない。でも最後まで諦めずにしっかりやりたい」。弱気な一面を見せつつ、覚悟して臨む。(北海道小樽市/石井操)

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