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メジャー優勝の渋野日向子と樋口久子氏がプロアマ同組で初競演

◇国内女子◇デサントレディース東海クラシック 事前(19日)◇新南愛知CC美浜コース (愛知)◇6446yd(パー72)

2人の海外メジャー優勝者による初競演が実現した。開幕前日のプロアマ戦で、渋野日向子と日本女子プロゴルフ協会の樋口久子顧問が同組でプレー。1977年「全米女子プロ」で日本人初のメジャー優勝を果たした樋口氏、今年8月「AIG全英女子オープン」で2人目に続いた渋野による豪華ペアリングに、多くのカメラマンがレンズを向けた。

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渋野は全英優勝の翌週「meijiカップ」会場で樋口氏と対面し、すでに祝福を受けていたが、ラウンドをともにするのは初めて。今週のプロアマ戦は同組の4人全員がティショットを打ち、2打目以降はベストボールを選択してプレーを進める「スクランブル方式」で実施された。この競技方式により、渋野と樋口氏は、アマチュア2人とともにほぼ全ショットを同じ地点から打ち、飛距離や正確性、勝負強さ、気遣いなどで文字通りの“競演”となった。

渋野は「グリーン周りのアプローチやバンカーショットが(自分とは)まったく違う。ショットも曲がらない」と、樋口氏の熟練の技に感心しきり。渋野がグリーン奥のバンカーに打ち込んだホールでは、「(ピンまで)下りの難しい感じでしたけど、それを1ピンくらいに寄せていただいた。私はそれ以上(に寄らなかった)でした」。今回は、世界ゴルフ殿堂入りのレジェンドが貢献したホールも多かったようだ。

一方の樋口氏は、渋野のプレーを初めて間近で見た印象について「まあ、練習ラウンドだからねえ」と笑い、「楽しく回ることができました」と評価を避けた。渋野が絶賛したバンカーショットについては、「たまたま渋野さんよりも寄っただけですよ」と、笑顔満面で謙遜した。

大会本部によると、渋野と樋口氏を擁した4人組のプロアマ戦成績は44組中で6位。時代を超えたメジャー優勝者の競演を間近で全打目撃したアマチュア2人は、贅沢な時間を最高の手土産に帰路についた。(愛知県美浜町/塚田達也)

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2019年 デサントレディース東海クラシック



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