「ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン」初日のスコア
2019年 ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン
期間:09/27〜09/29 場所:利府GC(宮城)
渋野日向子は“妹弟子”のヘルプでバーディ締め「私より…読める」
◇国内女子◇ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン 初日(27日)◇利府GC (宮城)◇6505yd(パー72)
渋野日向子がバーディ締めで意地を示した。1バーディ、3ボギーの「74」で回り2オーバー49位。出遅れながらもツアーでは一年半ぶりになるバーディなしラウンドを回避した。
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最終18番(パー5)は1mを残した。外せば、今年国内外80ラウンド目で初、昨年6月の「アースモンダミンカップ」以来になる“バーディなし”だった。自らも師事する青木翔コーチの教え子で、キャディを務める高校1年生の湯浅芹(ゆあさ・せり/16)さんに、この日初めて「ほぼ真っすぐで軽いスライスで良いよね?」とラインを確認した。カップに沈めると、安どの表情が浮かんだ。
今季平均バーディ数1位(3.9067)の20歳は「パー5は、本当は獲りたいところですよね。ただ、こういうとき(バーディなし)もあるよなと思って回っていました。先週の最終日(8打差逆転)みたいな日もあるし」と振り返った。ただ、バーディなしが一年半ぶりだったと聞くと「え?去年ですか?あ、セーフ」とおどけた。
畑岡奈紗とプロ転向後初の同組に5002人の観客が来場した。注目の中、2番(パー5)で1mのバーディパットを外し、10番では3パットさせ2つ目のボギーをたたいた。“妹弟子”のキャディ初挑戦。「彼女が無事に楽しく終えられるように。ある程度(わたし)ひとりで考えながらやる機会」と覚悟し挑んだ。だが「きょうはひとりでラインを読んでいたんですけどね…。でも全く入らないから、最後に聞いた」。結果的に助けられる形になり、「わたしは全然あってね~。わたしより読めてますよね、あしたからは聞きます(笑)」と感謝しながら、笑い飛ばした。(宮城県利府町/林洋平)