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ベストパットは?渋野日向子が地元で2019年振り返り

8月の海外メジャー「AIG全英女子オープン」覇者の女子プロゴルファー渋野日向子は6日、快挙後初めて、地元の岡山市でさまざまな凱旋行事に臨んだ。岡山県庁では「スポーツ特別顕賞」を授与され、記者会見で「多くの人が応援してくれた。プロゴルファーとしてうれしいし、すばらしいこと」と躍動した2019年を振り返った。

国内ツアーでは4勝を挙げ、賞金ランキング2位。ベストだった一打について、ショットは「思い浮かばない」とする一方、パットは7月「資生堂アネッサレディス」最終日の後半15番で、15mをねじ込んだバーディパットを挙げた。「ゴルフは何が起こるか分からない。怖いなと」。首位を走っていたイ・ミニョン(韓国)が同ホールでダブルボギー。渋野が17番でバーディを奪って並び、プレーオフの末に優勝をもぎ取った。

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グリーン上での成長が躍進を支えた。「ゴルフはパットイズマネー。パットが一番大事。それを去年、実感した。練習から適当にするんじゃなくて、プレッシャーをかける。それが良かった」。パーオンホールの平均パット数はトップの鈴木愛に続く2位(1.7582)につけた。

この日は市内各地を訪問し、ファンから声援を受けた。「岡山は私を育ててくれたふるさと。心がきれいになる。小さい頃から応援してくれた人に会うと初心にかえるし、生きる場所」と故郷での時間を満喫しながらも背筋を伸ばした。

2020年の目標に東京五輪出場を挙げ、「スポーツ選手なら誰もが出たいと思うし、金メダルを取りたい」と改めて語った。(岡山市・玉木充)

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