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当落線上の最終ホールで底力 プロデビュー戦の安田祐香が貫いたスタイル

◇国内女子◇アース・モンダミンカップ 2日目(26日)◇カメリアヒルズCC(千葉県)◇6622yd(パー72)

プロデビュー戦の予選ラウンド最終ホール、安田祐香はカットラインを1打見上げる位置にいた。池も絡む難関9番(パー3)。追い込まれていると錯覚するような局面。憶測に首を振った。

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「そこ(バーディ必須と)までは考えていなかったですね。パーでいいかなと思っていた。もちろん予選落ちはしたくないんですけど、一打一打、丁寧にゴルフをして、ショットが武器なので、しっかりパーオン率も上げてというゴルフができたら、上位に行けると思っているので、そういうところを大切にしています。(プロになって)プレースタイルも変わらないですし、(心境的に)何が変わったかと言われたら、そんなに変わりはないですね」

19歳のルーキーだが、目先の状況に惑わされない芯が通っている。昨年までアマチュアとして出場した国内ツアーは20試合で予選落ちが1試合だけ。海外メジャー2試合も4日間を戦い抜いた。そうやって積み重ねてきた。

ピンまでは161ydで強いアゲンスト。6、7番でティショットをひっかけていた。「風でリズムが速くなった。9番もリズムだけを意識して、奥にはいきたくないので、少し抑え気味のボールで」。クリアな思考とともに握った5UTで左横3mにつけ、少し下るスライスラインを流し込むバーディフィニッシュ。初々しい笑顔を見せた。

「ピンチの連続。タフな1日」と振り返った18ホールを3バーディ、3ボギーの「72」でしのぎ、通算1オーバーで週末の切符をつかんだ。「プレッシャーは特にないです。アマチュアのときより見てくれる方が多くなった。それがうれしい。予選カットギリギリのところでのプレーは1打の重みを感じるので、こういう経験を大切にしていきたい」と大物感を漂わせた。

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