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「苦手というか嫌い…」ドローヒッター鈴木愛の“鬼門”

◇国内女子◇アース・モンダミンカップ 3日目(27日)◇カメリアヒルズCC(千葉県)◇6622yd(パー72)

鈴木愛はホールアウト直後のネット中継用のインタビューで苦笑いした。「んー苦手というか、嫌い…です」。2日連続でティショットを池に入れた9番(パー3/189yd)。前日はトリプルボギー、この日はダブルボギーと鬼門になっている。

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大きな池はグリーン右手前に構える。この日ピンが切られたのはグリーン左手前。本来ならばドローヒッターの鈴木はティイングエリア左サイドから球を曲げて狙いたいという。ただ、「左に立ちたいけど、右(池方向)が全部見えるので」。ティイングエリア左サイドからは巨大な池が木々などに遮られず丸見えになり、視覚的なプレッシャーが大きくなるという。

グリーンの左にはバンカーも構える。結果的にティ右サイドから5UTで「ストレートっぽく」ピンを狙ったが、体の開きがわずかに早くなり、ボールは池に吸い込まれた。強い向かい風に邪魔されて池に落とした前日同様、スコアを落とした。

出だし3連続バーディと快調にトップの背中を追ったが、「5番のティショットも構えにくい。ド右にいって、そこからちょっとおかしくなった」。ティショットは5回しかフェアウェイを捉えられず、ラフからのリカバリーを求められた。

「71」で粘ったラウンドを「今日が一番悪いゴルフだったかな。パターは良いけど、ラフからだとなかなかチャンスにつかない」と反省。昨年プロテストに合格した田中瑞希西郷真央、昨年アマチュア優勝した古江彩佳の若い最終組については「お客さんがいるとさらに緊張する。(無観客の)今回は普段とは違う。割と経験が少ない選手がポッと優勝する可能性も高いのかなと思う」と追う立場として分析した。

首位とは4打差の最終日に向け1Wショットの調整に励むとし、「(優勝にはバーディが)7個か8個はいると思う。開幕戦でいきなりは厳しいけど、アウトコースで伸ばしていければ。悪いのが今日出たと思って、明日良いプレーをしたい」と気を引き締めた。

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