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「賞金女王は一番とりたい」 小祝さくらが大会新記録でV

◇国内女子◇ゴルフ5レディス プロゴルフトーナメント 最終日(6日)◇GOLF5カントリーみずなみコース(岐阜県)◇6571yd(パー72)

最終18番。小祝さくらは1mのウィニングパットを沈めると、控えめに右手をキャップに添えた。「きょうはあっという間に終わった。目標は5アンダーだったけど、6アンダーでプレーできてよかった」と喜びをかみしめた。

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初優勝の2019年「サマンサタバサ」同様にガッツポーズはナシ。「ギャラリーの方もいないのでやらなくていいかなと。やってみたい気持ちはあるけど、やらない可能性が高いです」。新型コロナウイルス感染拡大防止のために無観客。ボランティアからのまばらな拍手に小さな笑みで応えた。

前半8番(パー3)は17mのパットを沈めてバーディ。17番では150ydから7Iで3mにつけて3連続バーディとした。6バーディ、ノーボギーの「66」。2位に6打差をつける通算17アンダーでトーナメントレコードも更新した。

「レコードといっても実感はないです。優勝できただけでもうれしい」。今大会と同コースで行われた2018年大会では、元世界ランク1位の申ジエ(韓国)にプレーオフ2ホール目で敗れている。リベンジVを果たせただけに喜びもひとしおだ。

結果には誰よりもこだわっていた。8月の海外メジャー「AIG全英女子オープン」(スコットランド・ロイヤルトゥルーンGC)は渡航による移動制限も懸念して出場辞退。「全英をあきらめて日本の試合に出ているので、気合いを入れて頑張らなきゃと思っていた」と明かした。

これで年間獲得賞金は3164万円として、賞金ランキングで笹生優花渡邉彩香に続いて3位に浮上した。「ひとつずつの積み重ねで3勝目を目指したい。賞金女王は一番獲りたいタイトルではあるので、それを目指して頑張りたい」。新型コロナの影響で2020年と21年が統合されて1シーズンとなったが、22歳のやるべきことは変わらない。(岐阜県瑞浪市/玉木充)

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