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世界ランクは437位 田辺ひかりが“重圧フリー”で最終日最終組

◇国内女子メジャー第1戦◇日本女子プロ選手権大会コニカミノルタ杯 3日目(12日)◇JFE瀬戸内海ゴルフ倶楽部(岡山県)◇6640yd(パー72)

自宅はコースから車で40分ほどの(広島県)福山市内。コースは今年に入って10回以上はラウンドしており、「地元でやっている感が強い。落ち着いてやれていると思う」と23歳の田辺ひかり。大会3日目にノーボギーの「67」をマークして、首位と1打差の通算10アンダー2位に浮上した。

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ここまでは順調そのものだ。今週の目標はこれまで1度も到達したことがない2桁アンダーとしていたが、3日目でそれを達成。「きょうが一番良かったです。きのうまでは逃げているようなティショットもあったけど、きょうはしっかり振り切れた。なんでかは、わからないけど…」と、調子も週末に向けて尻上がりだ。

出身は広島国際学院高校で、日本人初のアジア下部ツアー賞金王に輝いた関藤直熙と同学年。1学年下でアマチュア世界ランク1位の金谷拓実とも、今年に入って2度ラウンドをしたという。さらに、同郷の佐伯三貴にも数ヶ月前から師事している。

「気合いが入ったときに左肩が突っ込んで、左に捕まるショットがでる癖を指摘されたり、ポイントポイントのミスに対するアドバイスを頂いています」と田辺はいう。

その佐伯は、今大会のインターネット中継で解説デビュー。この日は弟子にインタビューをしたあとに、「みんなにゴルフノートを書かせているけど、彼女はめっちゃ細かくて丁寧です」と、その真面目な性格を評価した。

2016年のプロテストに合格し、ツアーでの最高位は6月の開幕戦「アース・モンダミンカップ」での17位で世界ランクは437位。メジャー大会の3日目を終えて、首位とは1打差の好位置だが、田辺は「自分自身に期待していないので、優勝を目指してやるって感じはないですね」と重圧は感じていない。

観客が入場できれば、多くの友人・知人が来るであろう最終日を前にしても、「こうやって上位で戦えているのも初めてなので、これからに生かしていける経験ができたらいい」とマイペースだ。

「4日間アンダーで回りたい。あすも60台が目標です」と、平常心でメジャーの最終日最終組に挑んでいく。(岡山県笠岡市/今岡涼太)

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2020年 日本女子プロゴルフ選手権大会コニカミノルタ杯



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