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数年ぶり? 鈴木愛はパターの握りをクロスハンドに「まだ半信半疑」

◇国内女子◇デサントレディース東海クラシック 初日(18日)◇新南愛知CC美浜コース(愛知)◇6456yd(パー72)

今大会からパターの握りを右手でグリップエンド側を持ち、左手を下にするクロスハンドグリップに切り替えた鈴木愛。前半7番で2mを沈め、うなずいた。「カップの真ん中から入った。上りだったからしっかり。ここ最近はバーディが先に来ても(次に)ボギーやダブルボギーが多かった」。6番(パー3)で2つ目のバーディを奪った直後のピンチを切り抜けるパー。揺らいでいた自信がわずかに回復した。

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これまでの順手から変更するのは「2年ぶりか、(優勝した)2016年の『日本女子プロ選手権』の3日目ぶりくらい」。パターは昨季終盤の3連勝を呼び込んだマレット型の「ピン G Le2 ECHO」を再投入した。

開幕前の2日間はハーフラウンドずつにおさえ、計8時間をパット練習に費やした。ボールの転がりを確かめる練習器具も使用してジャストタッチと強め、どちらで入れる練習もした。

賞金総額2億4000万円と最高額でもある6月の2020-21シーズン開幕戦「アース・モンダミンカップ」2位を生かし賞金ランキングこそ5位(2224万8000円)にいるが、すでに昨季と同じ2度の予選落ちを喫している。

「この4週間くらいずっとミドルパットが入っていない。今まで自信を持っていた距離も自信を持って打っているわけではないので、パターに関してはまだ半信半疑。(でも)きょうはストローク、フィーリング、結果が良かった」と隠さずに言った。

「ショットは好調でチャンスについているから多く(バーディパットを)打てる。クロスハンドにして良かったし、久しぶりにスコアに出たのは良かった」。3連続バーディ後の15番(パー5)は残り208ydを7Wで左に曲げたが、池方向に下るラフで止まった。アプローチを2mに寄せ4連続目になるバーディを奪い、首位と1打差の6アンダー2位につけた。

「ヒヤッとしたけど、運もちょっとずつ出てきたと思う」。賞金女王は流れも引き寄せ始めている。(愛知県美浜町/林洋平)

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2020年 デサントレディース東海クラシック



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