18歳の岩井明愛がローアマに輝いた

◇国内女子メジャー第2戦◇日本女子オープンゴルフ選手権競技 最終日（4日）◇ザ・クラシックGC（福岡）◇6761yd（パー72）

双子で出場した国内メジャー大会。姉のアマチュア岩井明愛（あきえ／埼玉栄高3年）が通算2アンダー14位で初のローアマに輝いた。妹のアマチュア岩井千怜（ちさと／埼玉栄高3年）は通算2オーバー40位になり、明愛は「試合が始まる前に2人で予選通過できるように、と言っていたので、そこは良かった」と笑みを浮かべた。

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3バーディ、1ボギー1ダブルボギーの「72」で回った最終ラウンドは鈴木愛と2サムで同組。「雰囲気がすごいです。パーパットとかを強い気持ちで打たれているところとか」と自ら声をかけたりはできなかったが、賞金女王のオーラを間近で見た。

妹の千怜については「周りからは（性格は）似ていないと言われます。自分の方が大雑把です」と笑み。ゴルフのタイプについても「ちょっと違いますね。私はチャレンジ精神にかけていくタイプですかね」と1Wの飛距離240ydのダイナミックなスタイルが特徴だ。

高校生活最後の1年は想定外の事態に見舞われている。新型コロナウイルス感染拡大の影響により「日本ジュニア選手権」「日本女子アマチュア選手権」などが中止になった。さらに日本女子プロゴルフ協会（JLPGA）は11月に予定していたプロテストを21年3月以降に延期を決定した。

「高校3年として出場できる試合が少ないので、実は（今大会は）密かに優勝を狙っていたので、ちょっと悔しいです。応援してくれる人に見せられる機会も少ないので、気持ちがかなり入っていたんですけどね」と胸の内には強い想いがあった。試合のスケジュールを組むことも難しい状況だが「最終的にはプロとして海外メジャーにも出られるようになりたい」としっかりと前を向いた。（福岡県宮若市／林洋平）