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2週連続Vに挑む稲見萌寧 「リベンジ感がハンパない」優勝争いへ

◇国内女子◇富士通レディース 2日目(17日)◇東急セブンハンドレッドクラブ(千葉県)◇6659yd(パー72)

「先週の初日より、ぜんぜんキツかった」と振り返ったのは前週優勝の稲見萌寧。気温は12.6度までしか上昇せず、一日中ずっと冷たい雨が降り続いた。コース内ではグリーンに浮いた水を排除するためロールドライが頻繁に行われ、進行も遅くなった。「一番は予選を通ってよかった」と笑うが、首位と3打差4位で視界には2週連続優勝も入っている。

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11番では約30mのファーストパットが、水しぶきをあげながら半分しか転がらなかった。「ウェッジで打てば良かった」という稲見は、昨年大会でもグリーン上でウェッジを使った経験があるという。最終18番はグリーン手前の名物バンカーに入れながら、ナイスボギーでフィニッシュした。「耐えなきゃと言い聞かせて回っていた」と、この日「73」と1つスコアを落としたが、必死のゴルフで優勝戦線に踏みとどまった。

リーダーボードを見れば、先週プレーオフを戦った浅井咲希が最上位、ペ・ソンウ(韓国)も3位の好位置につけている。「リベンジ感がハンパない」と、その気迫はヒシヒシと感じている。それでも、暗闇に包まれるまでの数10分を惜しむように、ホールアウト後はパッティンググリーンで雨に打たれながら黙々と球を転がした。

一方で、この日最終組で回ったペ・ソンウは、日没間際に18ホールをホールアウト。最終18番では18mのロングパットがカップに沈むバーディフィニッシュのおまけ付きで、「終われないかなと思っていたし、最後もバーディだったので良い一日でした」と目を輝かせた。

「あすは天候も回復するようなので、もう少し攻撃的に戦ってみようと思います」と2打差を追いかける最終日に気合いを込めた。(千葉市緑区/今岡涼太)

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2020年 富士通レディース 2020



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