イ・ボミは今季日本ツアー初参戦※写真は2019年「資生堂アネッサレディスオープン」

◇国内女子◇TOTOジャパンクラシック 事前情報（4日）◇太平洋C美野里C (茨城県)◇6554yd（パー72）

2020-21年シーズンの日本ツアー初出場となるイ・ボミ（韓国）。厳しい入国制限があったコロナ禍で新たな取り組みを始めたという。

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家族が所有する韓国水原市のシミュレーションゴルフ施設にレッスン用のアカデミーを開設した。「2週間以上前、日本に来る前にオープンしたばっかりなので今の状況はわからないですけど、私の名前が入っているイ・ボミゴルフアカデミーですね。（シミュレーションゴルフの）お客さんがレッスンを欲しがっていたので、アカデミーもあった方が良いかなと思いました」と経緯を説明した。

一般客がシミュレーションゴルフを楽しむ横の数打席をレッスン用に。最新機材を導入し、データを計測しながらレッスンする。「韓国ではレッスンプロが大人気。私は教えてないけど、時間があるときに予約があれば、いつか教えてもいいかなと思っています」と将来的な直接指導にも意欲をのぞかせた。

来日後は2週間の自主隔離を求められ、「日本に到着した後は久しぶりで、この後の試合が楽しみだったけど、隔離はきつかった。隔離がない世界になってほしい」と切実だ。来日前は永久シードを持つ韓国ツアーに8試合出場。昨年結婚したイ・ワンさんとの新婚生活は手料理を作る機会が多かったようで「キムチチャーハンがおいしかったです。でも（料理は）失敗もいっぱいしました」と笑った。

所属先の延田グループの会長の訃報にも触れ、「今年会長の誕生日に電話していて、声があんまり大きくなかったのが気になっていた。そのときも病気があると知らなかった。会長に申し訳ない気持ちが強くて信じられない。最近私のゴルフがスランプのようになっていて、もっと私が優勝する姿を見たかったはず。今から一生懸命頑張って（天国にいる）お父さんと会長に届けたいなと思います」と恩返しを誓っていた。